ゲスト記事第2弾は,ニューヨーク在住のかっちゃんさんにお願いしました.ニューヨークで2度ほどお会いしたことがあります.日本におられたときから世界中あちこちへの旅行経験が豊富な方で,最近は米系やアメリカのクレジットカードにも世界を広げていらっしゃいます.今回は最近のご旅行からフライトレポートを書いていただきました.
はじめまして、ゲストとして記事を書かせていただくかっちゃんと申します。
今回ははじめて大韓航空のA380ビジネスクラスを利用したので、そちらのフライトレポートをお送りします。
<KE86便 ニューヨークJFK-ソウルICN ビジネス A380-800>
デルタ航空のマイルで3日前に発券しました。この後乗り継いで福岡へ向かいます。KE86便は深夜にニューヨークを出発し、ソウル着は早朝4時になります。ですので、乗り継ぎ時間こそ長いものの、夜半に出発し朝に日本に到着できる、ということで有難いフライトでした。ただし、見ている限りビジネスクラスの3/4ほどは、ソウルで降りるようでした。
A380の2階が全てビジネスクラスになっています。搭乗率は1/4ほどでガラガラでした。最後尾のコンパートメントに至っては誰も乗客がおらず、無人でした。座席はフルフラットですが、オープンタイプです。カタール航空などのプロダクトに似ています。大韓航空らしく、IFEは日本語も選べました。
CAの挨拶・ウェルカムドリンクと同時にDAVI製のアメニティキットが配布されます。深夜便ということもあり、食事メニューが配られ注文を取られます。食事メニューには日本語表記もあります。しかし良く分からないのが、朝食の注文も同時にとられたことです。その時の気分で選びたいというのが普通かと思いますが、この段階で選ばせる理由がわかりません。いずれもコリアンをチョイスしました。また、ビジネスクラスなのに関わらず、ヘッドホンがノイズキャンセリングタイプでなかったのも減点です。
ディナーが用意されたころにはニューヨーク時間深夜2時。さすがに肉、という時間でもありません。ビビンバはさすがに美味しく、なによりスープが絶品でした。さらに、眠りが浅くなるので早々に片づけ、お酒もそこそこに就寝です。
再度機内が点灯されたので、もう着陸が近く朝食の時間かと思いきや・・・
え!?まだ5時間もあるの!?ニューヨーク時間的には確かに朝なのですが、こうした食事は到着地標準時で出されるものではないのでしょうか。そして、寝ている乗客もいる中で全点灯してしまうことも意味がわからない。
朝食は韓国粥でした。
美味しかったのですが、食べてまた寝る、というのもなかなか難しいものがあります。そのまま点灯しているのか、と思いきや、また消灯していました。だったら到着直前に朝食にすればいいのになぁ。
定刻より若干早く、早朝4時前には到着しました・・が、免税店や喫茶・レストランはほぼ営業していません。ラウンジに入れたので良かったのですが、ラウンジに入れない条件でこのフライトから乗り継ぐのはかなり厳しい気がします。
大韓航空ビジネスクラスですが、全体的な印象は悪くありません。ですが、サービスが深夜便であることにフィットしていないのではないかと思いました。ソウル発の朝便で日本の各地へアクセスでき、成田を経由するよりも早く到着できることは確かにメリットですが、エコノミーで乗り継ぐには苦しく、ビジネス以上であってもサービスを満喫できませんので、やはり利用するのであれば昼便ではないでしょうか。
かっちゃんさん
こちらでははじめまして(笑)。
NYCからICN経由での日本までの長距離移動お疲れ様でした。
時間に制約があったとはいえ、かなりきつい移動になってしまったようですね。
それから、KEやOZの韓国食は我々の口に合う物が多く、比較的好評なようです。
しかし、韓国系の乗客の方々はキムチなど臭いのきつい物を召し上がる方が多いので、狭い機内だと困ってしまう事もありますが・・・(苦笑)。
また、夜便にもかかわらず、着陸5時間前に朝食とは奇妙な会社ですなあ(一般的には1時間半~2時間前だと思います)。
但し、AFやAAなどの旧機材と違って、KEやOZは座席がフルフラットになる機材が多い点は、見逃せない利点だと思います。
疾風さん、
はじめまして(笑)。
いえいえ、そうはいってもCクラスですし朝ラウンジも使えましたので、問題ありませんでした。
ただ、ご指摘のように朝食のタイミングは本当に不思議でした。搭乗率も低い中、乗客それぞれのタイミングでサーブしてもいいような気がするのですが、少々官僚的なサービスであったような印象です。
シートはフルフラットでしたし、KEはミストスプレーをくれますので、機内の乾燥対策にもよく、睡眠レベルはあがるような気がします。