昨年11月のアラスカ航空で途絶えていたこのシリーズですが,さんどらさんのリクエストにより久しぶりの復活です.過去3回はこちら.
第1回:シンガポール航空
第2回:大韓航空
第3回:アラスカ航空
4回目はルフトハンザの Miles&Moreを取り上げます.といっても私自身特典発券は1回だけ,それも5年も前なのですが,ユナイテッド以外の国際線ファーストクラス (スイス航空) に初めて乗せてくれた思い出深いプログラムでもあります.
マイルは貯めやすいとは言い難く,スタアラゴールドに年間10万マイル (Senator) 必要なのでステータスも狙うなら全くお勧めできません.ただ,アメリカでは Barclaycard から出ているマスターカードで5万マイルボーナスがもらえますので,手始めとしては悪くありません.日本では三菱UFJが Visa とアメックスを出しているようです (ボーナス1万1千マイル!).
詳細情報
利点
- 片道を往復の半分のマイル数で発券可.
- ルフトハンザファーストクラス特典を2週間以上前から予約できる.スタアラ他社には2週間前以降に空席がある場合しか開放されません.なお,現在スイス航空ファーストクラスは Miles&More でも上級会員しか取れません.
- アメリカ国内線 (ハワイ除く) ファーストクラスが片道17,500マイル (ユナイテッドでは25,000マイル).サーチャージもかからないようです.※特典チャートの下の方にある”domestic”の表のビジネスクラス
欠点
- 燃油サーチャージ! 少し古い情報ですが,航空会社・地域ごとのサーチャージの有無・額をまとめたページがあります.
- オンラインで予約できる航空会社が限られている
その他特色
- 税・サーチャージを18,000マイルで「支払う」ことができます.ただし,ルフトハンザなど一部の航空会社運航のヨーロッパ内に限りますので,マイル単価はそれほど高くなさそうです.
- 「3地域特典」があります.これは,北米~ヨーロッパ~アジアのように3地域をまたぐ特典で,ビジネスクラス往復が185,000マイル,ファーストクラス往復が290,000マイルとなっています.もちろん2つの特典にするよりは格安ですが,アジア経由が可能なユナイテッドの北米~アジア特典に比べるとまだ多いです.