ユナイテッドの特典航空券 (2)


ユナイテッドとANAの特典航空券比較の続きです.
変更がフレキシブル
ANAの場合は,出発地・経由地・到着地がすべて同じでないと変更ができず,それ以外はいったん手数料を払ってキャンセルし,再度予約しなおすことになります.総飛行距離をもとにマイル数を計算するためだと思われます.
一方UAの場合,出発が21日以上先であれば経由地の変更は無料です.出発地・到着地の変更も手数料を払えば (プラチナ以上は無料) 可能です.それならANAと実質同じではないかと思われるかもしれませんが,一部の便だけを変更する場合,変更したくない便にキャンセル後再び空席が出るとは限らないので,キャンセルするとややリスクが高くなります.
UAではプラチナ以上のステータスがあれば,手数料なしにどんな変更でも可能なので,空きを見つけたら迷わず予約してしまいます.
燃油サーチャージなし
ANAで特典航空券を買うと,税金のほか燃油サーチャージも徴収されるので,特典と言いながら結構な額の現金を使う羽目になります.ユナイテッドは利用する航空会社を問わず,特典航空券には燃油サーチャージを加算しないので,はるかにお得です.
マイルの有効期限
ANAの場合は,マイルは獲得から3年で順番に失効していきます.つまり,何年にもわたってコツコツと貯めることができません.一方,UAの場合はマイルの増減がある限りマイルはなくなりません (最後の増減から18ヶ月で全マイルが失効します).例えば,毎年1万マイルずつ飛ぶ人の場合,ANAだとマイル残高が3万マイルを超えることはありませんが,UAならどこまででも増えていきます.
まとめ
このように,UAの方が何かと使い勝手が良いような気がしませんか? もちろん,ANAでエリートステータスを獲得するためにはANAにマイルを加算せざるを得ないのですが.
強いてANAの特典航空券の利点を探すと,近距離の場合に必要マイル数が少なくなる可能性があること,UAにない提携航空会社 (エティハド,ヴァージンアトランティックなど) があることでしょうか.

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