ユナイテッド特典11月1日発券分からの変更
ユナイテッド特典に11月1日発券分から変更があります.
- Everyday Award の導入:従来の Standard Award に代わり,必要マイル数がフライトによって可変の Everyday Award が導入されます.グッドニュースは,デルタと違い特典チャートは存続し,Everyday Award に関しても最大必要マイル数が明示されることです.それによれば,最大必要マイル数は Standard Award と同様 Saver Award の2倍程度のようです.
- ノーショー払い戻し手数料の導入:特典航空券をノーショー後払い戻してもらうための手数料125ドルが新設されます.ステータスに関わらず必要です.
- Saver Award 必要マイル数改悪:幅はそれほど大きくありませんが,一部区間で増減します.一部挙げると
- 北米〜日本・スターアライアンスビジネス:75,000→80,000
- 北米〜南アジア・スターアライアンスビジネス:80,000→90,000
- ヨーロッパ内・スターアライアンスエコノミー (800マイル以下):15,000→8,000
- 世界一周特典廃止
この程度の改悪で済んだとホッとしている自分が怖いです.
デルタ前CEOがアムトラックのCEOに
デルタの前CEOリチャード・アンダーソンが,なんとアムトラックのCEOに就任することが発表されました.リチャード・アンダーソンといえば,中東系エアラインが政府の援助を受けていて公正な競争ができないという批判の急先鋒でした.その当人が連邦政府から毎年10兆ドルもの援助を受けている「国鉄」のCEOに就任するというのですから,あきれた話です.アメリカの鉄道事情には詳しくないのでわかりませんが,これだけの援助を受けているアムトラックが長距離鉄道を独占しているのは不思議ではありません.それが設備・車両の老朽化・サービス水準の低下につながっているとすれば,航空業界と話が重なってきます.
折も折,古巣のデルタは中東系エアラインがいかにあくどいことをしているかをまとめた社員向けビデオを公開しました.
アブダビからの大型電子機器持ち込みが解禁
現在,中東など10空港からアメリカへのノンストップ便に大型電子機器が持ち込めなくなっていますが,このほどアブダビからのフライトに関しては持ち込みが解禁されました.また,アメリカの国土安全保障省が電子機器に対するセキュリティチェックの指針をまとめ,これに準拠した空港から順次持ち込みが解禁されそうです.
これだけなら朗報ですが,各地でセキュリティチェックに時間がかかるようになったり,日本などでもアメリカ便専用のセキュリティチェックが実施されたりする可能性があります.
デルタに続きユナイテッドもすぐに改悪ですね。アメリカンの発表がいつあるのか、そして最後に日系もあるのか。
改悪のペースが速まっている気がします。
その点、競合が多いホテルポイントは他社に追随する改悪が少なく安心しています。
もう少しアメリカの航空会社数を増やさなければこの悪循環は止まらないのでは。
PS. 11月1日発券分からの変更では?
グローバル・フライヤーさん
今回は小幅でしたが,確かにペースは早まっているような気がしますね.競争が増えるか景気が悪くなるかしないと改善はなさそうなので,ASだけは独自路線を貫いて欲しいところです.
ホテルはプログラム全体の改悪は少ないですが,毎年のカテゴリ見直しで少しずつ平均必要ポイント数が上がりますね (笑).
> PS. 11月1日発券分からの変更では?
そうでした,ありがとうございます.訂正しました.
この前改悪したばかりなのにまた改悪!?と、開いた口が塞がりません。改悪されていく一方ですので、どんどん使っていかなければいけませんね。
TMFさん
改悪続きで感覚が麻痺してきたような気がします (苦笑).おっしゃる通り,「宵越しの銭は持たない」のが鉄則ですね.
本当にちょこちょこと改悪続きですね。AAも最後に追随するのでしょうかね。私の場合、特典使用はアジア内がメインなので影響が少ないのが救いといえば救いですが。
AAでワンワールド特典はいつの間にかなくなっていました。
幸い、マイルはばんばん特典に変えて消費しているのでいざという時が来てもおそらく大丈夫でしょう。
donさん
AAも昨年改悪したばかりですが,だからと言って安心できない感じですね.OWで乗りたいJLやCXのFはASから取った方がお得なので,AA特典はQRのビジネスか,OW他社からは取れないEYでの利用がほとんどになってしまいました.