AirlineWeekly というサイトが世界48航空会社の第3四半期の利益率ランキングを発表したそうで,トップテンはかなり面白いリストになっています.
- ライアンエアー (41%)
- Wizzエアー (35%)
- アイスランド航空 (30%)
- アラスカ航空 (29%)
- ペガサス (28%)
- スピリット (27%)
- 春秋航空 (27%)
- 海南航空 (26%)
- アレジアント (26%)
- 吉祥航空 (26%)
少々解説が必要なくらいマイナーなエアラインもあります.Wizz Air はハンガリー,ペガサスはトルコのLCC.吉祥航空 (Juneyao Airlines) は私も初めて聞きましたが,上海を拠点とする地方航空会社だそうです.LCC が大多数を占めているのは当然のような気もしますし,ぎりぎりまで切り詰めているイメージからするとさらに安くする余地があるのは意外な感じもします.それにしてもライアンの利益率が41%ということを乗客が知ったらどう思うんでしょうか.
アイスランド航空やアラスカ航空のトップテン入りは,第3四半期が観光客の多い夏季にあたるのと関係しているかもしれません.
好調だったはずの米系大手はいずれも20%前後で,アメリカで一番高かったスピリットや次点のアレジアントには遠く及びませんでした.やはり人件費が高く,マージンの低い長距離線を抱える大手が価格でLCCに対抗するのは難しいようです.