読者の体験談:MilleMiglia (アリタリア) の特典予約 4


読者のぐらさんより,アリタリアの MilleMiglia プログラムからデルタ便の特典予約を試みた体験談をお寄せいただきました.私の周辺でもアリタリアのステータスを目指している方が何人かいますので,許可をいただいて一部転載させていただきます.

アリタリアのスカイチーム特典ではアジア~メキシコ往復の必要マイル数が9万マイルなのだそうです.そこで,ソウル発ならデルタのレベル1に空きがあることを確認した上で,フライト加算+クレカ移行+マイル購入でご主人と2人分18万マイルを確保し,アリタリアの日本支社に電話したところ・・・ 以下,ぐらさんからのメールをほぼそのまま転載させていただきます.

お姉さんが開口一番、「デルタさんの便ですよね? 私この会社に5年いますが、デルタ便の特典は過去一度しかとれたことがないんです。他のスタッフも取れたことがありません。」

・・・・・なんですと??

いやいや、AFのサイトでも特典空席見えてるし、デルタのサイトでもLow (Level1) に空きがあるの見えてますから!と言って希望ルートを検索してもらったところ、「奇跡的にソウル-シアトル間往復確保できました!!!ですがそれ以降の便は空席は見えてるんですが・・・デルタにリクエスト入れてもNoで返ってきますね。お取りできません。」

私 「なら別のルートで検索してもらえますか?カンクンやメキシコシティーまでたどり着けなくても、アトランタやフロリダ近辺までいければその後は自腹という手もありますので」

AZ 「シアトルからどこかへ向かう便を何個かリクエスト入れてみましたが無理ですね。」

翌日、もう一度電話して別の担当者にも検索してもらいましたが、結果は同じでした。FlyerTalkで “Is Alitalia an airline or a joke? Call center claims I should call KE” というスレッドを発見し、スレ主さんが数か月かけてやっとイタリアのコールセンターで発券できたのがわかったので、本国にやり方を確認するor発券を依頼してくれないか?と頼んでも、「私たちが本社に連絡しても、メールは無視されるし、電話は途中で切られるんです。なのでどうしてもということであれば、お客様自身でイタリアのコールセンターと交渉してください。」と言われる始末。なんでしょう、この会社。

電話しましたよ、イタリアに (イタリア語できないので下手な英語で)。結果はステータスについて延々説明された後、こちらが「自社運航便ならともかくスカイチーム他社の特典とるのにステータス関係あるのか?」と突っ込んだら、「英語がわからないから他の担当に代わります」と言われて保留にされたまま切られました・・・。メールも違うアドレスに計3本は送りましたが無視されています。

アリタリア日本支社は、ICN-SEA間が取れただけでも奇跡なのだから、贅沢言わずにこのまま発券しろと言わんばかりです。本当にアリタリアという会社には、怒りを通り越してあきれています。

仕方ないのでICN-SEAだけとりあえず発券を依頼されたそうですが,話はまだ完結したわけではありません.

一息ついたと思ったらその後アリタリアから連絡があり、
「今まで特典を発券したことがないルートなので、システムが対応していない、イタリア本社にリクエストを出して対応してもらうので、発券まで一週間以上かかるかも」
との事。ちなみにビジネスで発券しているのにアリタリアのサイトで予約確認すると「エコノミー」になっています・・・これもシステムが対応してないからだそうです.

日本支社の中の人もお客そっちのけで自分たちの窮状を語りだす、イタリアに電話しても自分の手に負えなさそうなことは電話ガチャ切り。本当になんて会社かとあきれるばかりですが、経路変更は1人55EURらしいので、ネタとしてもう少し追ってみようかと思っています。

うーん,これはUSエアウェイズ以上の,というか違うタイプの強敵のようです.USエアウェイズでも電話ガチャ切りはたまにあったようですが,わからないなりに頑張ってくれるエージェントも結構いたような気がします.仕事をしない上に客相手に愚痴るというのはちょっとお話になりませんね.


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4 thoughts on “読者の体験談:MilleMiglia (アリタリア) の特典予約

  • makomako

    特典ではないですが、ロスバゲでアリタリアと交渉したことがあります。
    保険を使っても良かったのですが、ものは試しに航空会社から取り返してみようとしたところ、かなり苦労しました。
    本体の方は、「ルールはルール、存在するのと守るのは別、気に入らなければ訴えて!」といい、日本支部は「本体がコレなので、保険会社に請求出るように書類をうまく書きますよ」と詐欺まがいのことを勧められました。
    結局、半年以上かけて取り返したのですが、大変でした。

    • tak Post author

      makomakoさん

      また面白い (すみません) 体験談ありがとうございます.「存在するのと守るのは別」って・・・法律がエアラインに厳しいEUでよく生き残っているなと思います.というかEYに助けられてやっと存続できたんでしたっけ.お2人の話を聞く限りでは,日本支社はもうあきらめている感じですね.

  • makomako

    日本支社はダメダメな中でもまだマシなのでしょうが、成田の地上はもっとすごかったです。
    「フィレンツェ」まで行き本人が確認してもらわないとダメです。と本気の目を投げられたときは卒倒しそうでした。
    もっともそれは請負の「韓進エアポートサービス」という請負の人でしたが。

    本体で一番強烈だったのは、いい方では「アリタリアTシャツ」を着て乗ったら特別サービスを受けた。
    悪い方ではそのサービスを受けている時に乱気流で、反対側の女性が頭からホットコーヒーをかぶったけれど、私との話に夢中で対応しなかった。
    という事です。

    たぶん付き合い方を考えないと、良いサービスは引き出せないと思います。

    • tak Post author

      makomakoさん

      フィレンツェまで本人確認ですか・・・「そちらの責任なんだからタダで行かせろ」と言って通ったら,まあ行ってやってもいいかという感じですね (笑).
      「アリタリアTシャツ」使えそうですね! 私が乗るときは貸してください! コーヒーかぶっても無視される方になってしまったら困るので・・・