深夜,一応この旅行の「目的地」に着きましたが,旅程の東端というぐらいの意味しかなく,入国もせず早朝のトルコ航空フライトでイスタンブールへ向かいます.ロンドントランジット中にトルコ航空のアプリを使ってオンラインチェックインはしておいたのですが,搭乗券は受け取れませんでした.
ドーハ空港は到着と出発が分かれていないので乗継は簡単です.ただ今回の問題は搭乗券を入手しなければならないことで,普通の空港のような乗継カウンターは見当たらず,トルコ航空が使う Onyx ラウンジを先に見つけてしまいました.
仕方ないのでラウンジ受付で旅程表を見せて搭乗券をまだもらっていないと言うと,「トルコ航空に確認する」と入口で待つように言われました.待つこと数分,搭乗券は出発前にゲートで受け取れるということで,ラウンジに入れてくれました.
時間はありますが,仕事をする気にはならないのでブログ記事を書いたり,うとうとしたりしながらイスタンブール便が出発する約1時間前まで過ごしました.ラウンジ自体は普通のカードラウンジぐらいの質で,カタールラウンジとは比べるべくもありません.
ラウンジを出てC20ゲートへ向かって歩いていくと,エスカレーターで降りたバスゲートでした.確かにイスタンブールの表示はあるものの係員の姿はありません.20分ほど待つとようやく係員が姿を現し,無事にブリュッセルまで3枚の搭乗券を印刷してくれました.
ほっとして付近の椅子に座り,到着便のステータスを確認するとかなり遅れていて,私が乗る便の定刻のわずか7分前に到着することになっています.これでは少なくとも40分ほどは遅れそうです.
うんざりしながら待っていると,機材がまだ到着していないはずなのに搭乗,というかバスへの誘導が始まりました.ほんまかいなと思いつつ,列が途切れたところで搭乗券チェックを通過.どうやらバスはエコノミーとビジネスに分かれているようで,空いている方に案内されました.
外へ出た途端,メガネが曇るほどの熱気と湿気にびっくりしましたが,幸いバスの中は冷房が効いていましたし,ビジネス専用で混んでもいません.しかし案の定ここでしばらく待たされ,フライトの出発予定時刻ぐらいにようやくバスがターミナルを離れました.
しばらく走ってA321に横付け.乗り込むと,ヨーロッパ線の真ん中席をブロックしたなんちゃってビジネスクラスとは違い,ちゃんと2-2配置のシートでした.シートピッチはアメリカ国内線より少し広いようです.ただしシートは古く,相当の力でボタンとシートを押さないとリクライニングできませんでした.何人かは屈強な,いや体重の重いFAに頼んで倒してもらっていたようです.
朝なのでレモネードで.
この便も子供連れが多く,1列目全員と2列目の通路側は3人兄妹を含むアラブ系の5人家族.私の隣は空いていました.
結局,定刻より30分ほど遅れて出発しました.朝霞のドーハ上空.
一応IFE画面もありますが,セレクションはいまいち.
朝食のメニューです.
まずは果物とチーズから.バターの隣にあるのは蜂の巣から取り出してそのままの?蜂蜜で,六角形のパターンが見えます.
メインはオムレツを選択.
ルートは,まず真北へ向かってイラン上空を通過し,西へ向かってトルコを横断するというもの.イラク上空を避けているようでした.太陽の側で写りがよくありませんが,イランの山岳地帯.
トルコに入ると,大きな湖が見えました.
イスタンブール上空に来ました.これがアジアとヨーロッパの境界です.
空港が見えてきました.
遅れは20分ほどですみました.
入国審査はかなり混んでいましたが,幸いトルコ航空ビジネス客と上級会員用のレーンがあり,10分ほどで通過できました.
イスタンブールにもUberはありますが,一番安いUberGoの車は全く見つからず,UberXLを呼んだらベンツのミニバンがやってきました.タクシーより少し高いようで,ちょっと失敗でした.