意味不明なタイトルですが,アメリカンとの運航免許統合に伴いUSエアウェイズのコールサイン Cactus が4月7日を最後に使われなくなりました.ユナイテッドで航空管制通信が聞ける “チャンネル9” が健在だった頃,カクタスというコールサインを聞いて一体どこの航空会社だ!?と思って調べたらUSエアウェイズだった,という記憶があります.
他の航空会社はアメリカン,デルタ,ユナイテッドなどと社名そのままなのに,USエアウェイズだけ「サボテン」などという変わったコールサインが付いているのは不思議です.実はこれは2005年にUSエアウェイズと合併して社名が消えたアメリカウェスト航空が使っていたコールサインで,本社が砂漠の多いアリゾナ州にあったことにちなんでいるのだそうです.USエアウェイズとの合併後も本社は引き続きアリゾナ州に残りましたが,今回アメリカンと合併してついになくなってしまいました.
アメリカンとUSエアウェイズのマイレージプログラムは統合されましたが,予約システムはまだ別ですし,便名としては両方使われていますので,今回の変更は乗客にとっては全く関係ありません.一番問題になりそうなのは今年中に予定されている予約システムの統合で,なんとかスムースに行ってほしいものです.
さらに,これも乗客にはほとんど関係ありませんが,2社の乗務員グループと機材の統合があります.つまり,合併前からAAの乗務員と元USの乗務員が一緒に乗務したり,元USの乗務員がもともとAAの機材に乗務したり,という統合です.USエアウェイズとアメリカウェストの場合はなんと最後まで統合されなかったそうですし,3年も前に合併したユナイテッドでもFAは互いの機材に乗務していますが,パイロットは未だに分かれたままだそうで,意外に難関のようです.