デルタと大韓航空のジョイントベンチャー? 2


航空会社のジョイントベンチャーというのは,特定の路線について複数の航空会社で収益を山分けするという提携関係です.アライアンスやコードシェアよりも深い関係といえます.例えばANAとユナイテッド,JALとアメリカンは太平洋路線でジョイントベンチャーを組んでいます.つまり,ユナイテッドが嫌いだからといってANAに乗り移っても,ユナイテッドには痛くも痒くもないわけです (ただの例ですよ).
スカイチームでいえば,デルタは大西洋路線でヴァージンアトランティック,エールフランス,KLM,アリタリアとジョイントベンチャーを組んでいますが,太平洋路線では相手がいませんでした.候補としては同じスカイチームの大韓航空が妥当なところでしょうが,ジョイントベンチャーどころか大韓航空搭乗分をステータスに考慮しないというアライアンスにあるまじき暴挙に出るなど,犬猿の仲のようでした.一方ではCEOが羽田ハブ化を目指すようなことを発言し,日本重視の姿勢を見せていたのです.
ところが,ここに来てデルタと大韓航空がジョイントベンチャーを始めるのではという報道が韓国でありました.
大韓航空との関係を考えるとにわかには信じられませんが,仮に羽田のスロットが取れなければ他の選択肢はないでしょうし,取れたとしても国内線への乗り継ぎはどうするのかという問題が残ります.ジョイントベンチャーが実現したとすると,当然アジアのハブはソウルに置くことになるでしょうから,デルタの成田からアジアへの路線は軒並み廃止,北米各地から成田への路線も減便が相次ぐことが予想されます.
アジアにおける成田・羽田のプレゼンスという意味で,ちょっと気になる動きでした.


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2 thoughts on “デルタと大韓航空のジョイントベンチャー?

  • tak-airtravel

    陸さん
    ジョイントベンチャーの中には,あまりにも質の違う航空会社どうしでいいのか!?と思う組み合わせもありますが,当事者がいいのだからいいんでしょうね(笑).