ヴァージンオーストラリア (VA) は,ヴァージンアトランティック (VS)・ヴァージンアメリカ (VX) と同じくヴァージングループの傘下にある航空会社で,アメリカ・南太平洋などへの国際線とオーストラリア国内線を運航しています.日本には未就航なのでなじみは薄いかもしれません.私も乗るのは初めてです.
2000年の設立当初はLCCという位置づけだったそうですが,国際線ビジネス・プレミアムエコノミーはハード・ソフトとも質は高く,もうフルサービスキャリアと言ってよいと思います.
シドニーの国際線ターミナルでチェックイン.ビジネスクラスのカウンターでは大家族がチェックイン中で,順番が回ってくるまで数分かかりました.地元まで3枚の搭乗券を立派なチケットホルダーに入れてくれたのですが,一番後ろに出国審査とセキュリティチェック用のファストトラックカードも入っていました.気づかなければ普通のレーンを使っていたわけで,一言欲しかったところです.
シドニーに自社ラウンジはなく,ニュージーランド航空の Koru Lounge を使います.これも事前に調べてあったからよかったものの,これも普通はラウンジの案内ぐらいしてくれてもいいはずです.この2つで,チェックインの印象はあまりよくありません.
非常に広いラウンジで,昼食時にはいろいろ食事も出ていました.
ゲートエリアもよく見えます.シンガポール航空のA380が出発していきました.
残念ながら搭乗機がよく見えるスポットはなく,ゲートへ向かう途中の動く歩道からかろうじて撮影.長い777-300ERです.
ビジネスクラスは2-2-2の配置です.例によって窓側席を選びました.シートピッチは巨大で,ベルトをしたままではシートポケットに手が届きません.
ウェルカムドリンクのシャンパンをいただきながら,出発を待ちます.
食事などは次回にして,シート回りについて少し.
ライバル?のカンタスと同じようなシートで,窓側席から通路に直接出られないのと,離着陸時にモニターを収納しておかなければならないのが残念です.シートコントロールとIFEのコントローラは隣席との間にあります.これは肘掛とディバイダーを上げた状態.
背もたれの方には,ヘッドホンのジャック,電源,USBがあります.この上に小さな収納があり,財布,メガネぐらいは入れられます.
その2に続きます.