8月に,Department of JusticeがアメリカンとUSエアウェイズの合併の差し止めを求める訴訟を起こしましたが,11月12日に和解(?)が成立してDoJが訴訟を取り下げました.和解の条件は,DCA,LGAなど7空港の発着枠を減らす,現在のハブのフライト数を今後3年間現在の水準に保つ,などです.これで合併へ向けての障壁はほぼなくなったと考えてよいと思います.
そうなると,気になるのがUSエアがいつワンワールドへ移籍するのか,マイレージプログラムはいつ統合されるのか,というところです.
USA Todayの記事によると,早くも来年1月7日には両社のマイレージプログラム会員が互いのフライトで特典を受けられるようになる,ということです.これが単にマイル加算だけなのか,アップグレード特典まで受けられるのかなどの詳細は不明です.
いずれにしても,今後数ヶ月のうちにUSエアのプログラムが消滅するのは確かなので,「今しかできないこと」をまとめてみました.
USエアのマイルでスターアライアンス特典
ワンワールドへ移籍すると,当然スターアライアンス各社のフライトは特典で予約できなくなります.また,必要マイル数も変更になる可能性が高いです.一番おいしい北米~北アジアビジネスクラス往復9万マイルを活用するなら今のうちです.
USエアで上級会員資格を購入
USエアには,飛行機に乗らずに上級会員資格を購入できる制度がありますが,統合時に廃止されるのは確実だと思います.今購入すると2015年2月まで有効で,アメリカンのプログラムと統合されれば対応するステータスに横滑りします.例えば$3,999で最上級のChairman’s Preferredになっておくと,いずれアメリカンのエグゼクティブプラチナになるわけです.ただ,少しでもステータスマイルがあれば$2,999と千ドルも安くなりますので,ANAの国内線でも1つ加算しておいてから購入するのがよいかもしれません.
USエアのクレジットカード (Barclays発行マスターカード)
アメリカ在住の方限定で,しかもどれだけメリットがあるのかわかりませんが,統合後は新規発行されなくなると思いますので,取得するなら今のうちです.これといって特徴のないカードですが,同行者割引の特典は意外と使えました.現在のボーナスは3万~4万マイル程度のようです.