今回の旅行を計画したのは昨年8月の終わり,つまりフライトの予約がオープンになってわりとすぐの時点でした.
まず目的地はシドニーを選びました.これは,まだ行ったことがないこと,アメリカからなるべく遠いこと,そして航空券が取りやすいように観光シーズンをはずすこと,の3条件を考慮したためです.
航空券はもちろんファーストかビジネスの特典で,スターアライアンス (ユナイテッド) とワンワールド (アメリカン) の特典を往復で使い分けることにしました.
フライトでぜひ入れたかったのは,まずはオーストラリアということでカンタス (QF) のA380,それもできればファーストクラスがいいのですが,アジア路線はともかく,北米路線のファーストは非常に取りにくいようです.
スターアライアンスの方は,就航したばかりのタイ航空 (TG) A380ファーストです.TGのファーストはA380でも比較的取りやすく,何とかなるだろうと思っていました.A380就航路線の一つがバンコク~フランクフルトということなのでフランクフルトまではルフトハンザ (LH) のファーストクラスにしたいところですが,これはフライト2週間前まで出てこないため,ユナイテッドを仮に入れておくことにします.
こんな心づもりでいろいろ調べ始めたところ,ちょっと困ったことが判明しました.アメリカンの北米~オーストラリア特典では他地域を経由できないので,フライトの選択肢はファーストクラスがほぼ不可能なロサンゼルス・ダラス~オーストラリア直行便に限られてしまうのです.しかし,どうしてもファーストクラスも体験したいところです.
そこで,アジア~オーストラリアならファーストが取れなくもないことを利用して,スターアライアンス特典はバンコクまでとし,そこからオーストラリアまでのフライトを別にワンワールドで取ることにしました.スターアライアンスのアジア~オーストラリアに魅力的なフライトがあまりないことも理由になりました.
だいたいの戦略が決まったところで,フライト選びに入ります.西回り・東回り両方を想定して特典航空券の空きがある日を片っ端からリストアップし,なるべく土日を入れて休暇がリーズナブルな日数になるようにフライトを選んでいきました.
結果,この時点では以下のような旅程で発券しました.
スターアライアンス特典
1. 地元~ワシントンDC (UAファースト)
2. ワシントンDC~フランクフルト (UA 777ファースト)
3. フランクフルト~バンコク (TG A380ファースト)
ワンワールド特典
4. バンコク~香港 (CX 777ファースト)
5. 香港~シドニー (QF A380ファースト)
ワンワールド特典
6. シドニー~メルボルン (QF 767ビジネス)
7. メルボルン~ロサンゼルス (QF A380ビジネス)
8,9. ロサンゼルス~ダラス~地元 (AA MD-80ファースト)
11ヶ月前の発券ですから,ここまでにスケジュール変更がいろいろと起こりましたが,幸い微調整で済む程度の変更ばかりでした.ただ,CXのバンコク~香港がファーストクラスのない機種に変更されたので,せめてということで新しいビジネスクラスシートの機種で運航される便に変更しました.
あとは先日記事にしたように,出発2週間前にフランクフルトまでをLHのシカゴ~フランクフルト便ファーストクラスに変更して,航空券は最終的にこうなりました.
スターアライアンス特典 (UA 北米~南アジア ファースト特典 70,000マイル+$39.90)
1. 地元~シカゴ (UA CRJ-700ファースト)
2. シカゴ~フランクフルト (LH 747-400ファースト)
3. フランクフルト~バンコク (TG A380ファースト)
ワンワールド特典 (AA アジア2地区~南太平洋 ファースト特典 45,000マイル+$49.30)
4. バンコク~香港 (CX A330ビジネス)
5. 香港~シドニー (QF A380ファースト)
ワンワールド特典 (AA 南太平洋~北米 ビジネス特典 72,500マイル+$107.80)
6. シドニー~メルボルン (QF 767ビジネス)
7. メルボルン~ロサンゼルス (QF A380ビジネス)
8,9. ロサンゼルス~ダラス~地元 (AA MD-80ファースト)
ホテルはウェスティンシドニーをポイント+キャッシュで予約しました.そのほか,有名なオペラハウスでのオペラチケット (トスカ) も手配.QFは長距離国際線のファースト・ビジネスクラス客にハイヤーサービスを提供しているので,有難くシドニーのホテルでのピックアップをお願いしました.
あとはフライトキャンセルなどないことを祈るのみです.