少し古い話もありますが,最近の気になったニュース.
エアカナダ,特典航空券の払い戻しルールを改善
珍しいグッドニュースです.7月中旬からエアカナダが特典航空券の払い戻しのルールが改善されています.
- 24時間以内無料キャンセル (新規):アメリカ発着の有償航空券では義務付けられていますが,これを全特典航空券に拡大したことになります.
- 出発21日前以降の払い戻しが可能に:これまでは変更のみ可能でした.
- オンラインでの払い戻し手数料が125CADに:これまでは150CADでした.変更前に発券済みの特典航空券にも適用されます.
私も変更かキャンセルしなければならない特典航空券が1つありますが,少しキャンセルに傾きました.
払い戻し以外では9月1日から若干の改悪があります.
- ストップオーバー・オープンジョーの制限:現在のストップオーバー2回またはストップオーバー・オープジョー各1回から,ストップオーバー1回またはオープンジョー1回に制限.
- 世界一周特典の廃止
筋金入りのマイラーにとっては大改悪かもしれません.
デルタ,成田から完全撤退
大韓航空とのジョイントベンチャーを開始した上に,来年夏スケジュールから増える羽田枠でほぼ満額回答を得たデルタが,来年3月をもって成田から完全撤退することになりました.それに先立ち成田~シンガポールは9月22日を最後に運休します.デルタの状況からしてやむを得ない判断でしょう.
私は必ずしも羽田がいいとは思いませんし,デルタには乗らないので無関係ですが,ノースウェストから引き継いだ成田ハブが消滅するのは若干寂しい感じもします.
IHG,小瓶アメニティを廃止
私はどっちでもいいのですが,人によっては大ニュースのようで.
ホテルに置いてあるシャンプーなどのアメニティは,安いチェーンだと大瓶,高級チェーンだとこだわりのブランドの小瓶になっていることが多いと思います.しかし,ストローと同じく小瓶はプラスチックゴミ増加のスケープゴートになりつつあるらしく,環境問題で最先端を行くと自認するカリフォルニアではこれを禁止しようという法案が出ています.環境問題での実効性はわかりませんが,ホテル側にとって大瓶化がコスト削減になるのは間違いないようで,法律化を待たず IHGが全ブランドでの小瓶廃止を打ち出しました.
確かにインターコンチネンタルまで小瓶になると安っぽい感じがするのはわからないでもないですが,小瓶は濡れた手では開けにくいことも多く,どちらかといえば大瓶の方が楽なので,私の場合はコスト削減になるなら宿泊料金を安くしてほしい,ぐらいの感覚です.
マリオット・ヒルトン,Destination Fee で訴訟を起こされる
私は主義として Resort Fee や Destination Fee など宿泊料金には含まれないのに問答無用で取られるチャージのあるホテルには泊まらないことにしています (用務先が手配してしまった場合を除く).航空券は総額表示が義務付けられているのにホテルはなぜ許されるのだろう・・・と思っていたら,案の定マリオットとヒルトンが訴訟を起こされました.まだ州レベルですし,なぜこの2チェーンだけなのかは不明ですが,とにかく一歩前進であるのは間違いありません.
これに対してマリオットのCEOが「エアラインの手荷物預け料金と同じ」などとふざけた言い訳をしているので,ぜひとも廃止に持っていっていただきたいところです.
先日サンフランシスコを訪問しましたが、IHG/インターコンチネンタルのミネラルウォーターのボトル.サービスがなくなったのも?このプラスチック問題の影響でしょうか?忙しくあまり部屋にいなかったのと、予定より遅めのチェックインになってしまったので、、フロントには、いつもくれるのに今回はないのと聞かないままでした。確かに、シャワールームのアメニティーが、日本でいうビジネス.ホテル式に入れ替わっていまてショボイ感じになりました。
ちなみに数日後のLAのホテル(IHGとは違う系列のホテル)では、連日 日差しの強い夏日でしたので、ミネラルウォーターのボトルサービス、1日2本は助かりました。
NWエリアさん
サンフランシスコの政府関係施設ではすでにペットボトルの水の販売は一部禁止されていて,それが20日からSFOにも適用されるというニュースが流れたばかりです.ただ私企業が販売する分には問題ないはずですが・・・? アメニティの方も,法案が通ったとしても2023年までは施行されませんが,コストが下がる施策はあっという間に取り入れますね (苦笑).