最近飛行機の話題がないので,日本ではもうすぐ締切の確定申告の話をします.旅行とはあまり関係なさそうな話ですが,私の場合は全く関係ないわけでもありません.
アメリカではサラリーマンも含め少しでも収入があれば必ず確定申告を行うことになっています.Tax return と税金が返ってくるのが前提のような名前ですが,州税に関しては不足分を追加徴収されてがっくりしたこともありました.こちらは4月15日が締切なのでまだ若干時間がありますが,オンラインでわりと簡単にできますし,国や州にお金を預けていてもいいことはないので,書類が揃い次第済ませることにしています.書類というのは主に勤務先が給与収入や天引きされた連邦・州税を証明する W-2 と,利息などその他の収入が書かれた 1099 シリーズです.
日本ではやったことがないのでわかりませんが,最近はオンラインでもできるのでしょうか? アメリカではオンラインで申告できるサイトがいくつかあり,よほどの事情がなければ全てオンラインで済みます.連邦税と州税の申告書をそれぞれ電子的に送信すると,どうやっているのか数時間〜1日程度で承認されたという連絡があり,その後2週間以内に還付金が指定の口座に振り込まれます.W-2の原本や経費の領収書類は税務調査に引っかからない限り自分で保管しておけばよいようです.一度情報を入力すると翌年に引き継がれ,あとは金額だけ更新していけばよいという便利さもあり,私はここ数年来 express1040 というサイトを利用しています.昨年は転職・転居があったので例年より面倒でしたが,それでも簡単に完了しました.

で,旅行と少し関係があるというのは,ブログに AdSense の広告を貼っているので一応副業となり,収入を申告しなければならないのです.その他音楽関係でもわずかながら収入があります.Google 等では税金の天引きをしないので,そのままでは税金を追加で払わなければならない・・・ような感じがします.
ところがどっこい.この副業は「大赤字」なのです.経費としてはウェブサイトのサーバー利用費や ExpertFlyer の登録料はもちろんのこと,自宅「オフィス」のインターネット利用料や「取材」のための旅費などなどが計上できます.音楽の方は楽譜代・楽器のメンテナンス代は当然として,「研修」のための演奏会チケット代なども含めてしまいます.
この赤字を給与収入から差し引いて税金を計算すると,当然ながら天引き済みの額より大幅に少なくなります.つまり副業収入があることで支払う税金は逆に減額されることになるわけです.何だか不思議な話ですが,税務調査が入ったことはなく,脱税ではない・・・と思います.こんな金額で調査してもしょうがないと思われただけかもしれませんが.
Takさん
お久しぶりです(ブログはほぼ毎日チェックさせてもらってますがコメントはご無沙汰です)
ちょうどTax returnのことを考えていたのでタイムリーな記事でした。ありがとうございます。
TakさんはAmexまたはChaseのReferral分の1099受け取りましたか?
私の場合たくさんの人に使ってもらえたので予想外に何千ドルと収入が増えてしまいました・・まだTax return終わっていませんが今から憂鬱ですw
ふと思ったのですがReferralのマイル&ポイントでIncomeとして扱われるということは、それらを使った場合経費として差し引くことができるんですかね?オンラインで調べてみたんですけど全くそのような情報は見つかりませんでした。特にブロガーであれば経費として扱っても悪くないように思うんですがどうでしょう。
陸さん
すっかりご無沙汰してしまってすみません.コメントありがとうございます.
私はreferralでの1099は受け取っていません.数千ドルとはすごい数ですね! おっしゃる通り,ポイントが収入になるなら使う方も経費になると考えても不思議ではありませんよね.ただし乗って貯めたマイルが混ざっていると,乗ったときの有償航空券代と使ったマイルの両方とも経費にすると二重に経費にカウントしているような気がしないでもないですが・・・(笑)
日本でもオンラインで申告できるe-Taxという仕組みもあり、所得税はクレジットカードでも納付できるようになりました。(要手数料)
私もアドセンスなどで海外渡航を基にした諸収益が発生しますので、それらは本業の収入に合算して、真面目?に申告しています。
しかしながらTakさん同様、副業部門は未だ赤字。。。でもいずれは・・・・、という理由付け(苦笑)で海外渡航費一切が経費で落とせるようになったのはデカいです。そして一切入られた事もありません。
やはり税務当局は日米共に「こんな金額」よりはデカい金額を追いたいのでしょうね!?
AWARD FLYERさん
日本でもオンラインで申告できるんですね.アメリカもクレジットカード払いは手数料がかかり,口座引き落としなら無料です.
私は副業を黒字にしようとは思っていないので (そもそも無理!?),税金が返ってくるだけで御の字です.レーダーに引っかからないように低空飛行で行きたいと思います (笑).
AWARD FLYERさんの書かれているとおり日本でもe-Taxでオンラインでできるようになりましたが、マイナンバーカード&ICカードリーダが無くても出来るようになったのは今年からですし、Takさんの記事を拝見する限り日本はアメリカよりも10年以上遅れていますね。
領収書や源泉徴収表の提出は不要になったものの、5年保管しておく義務があり、PDFなどの電子データでも良いかどうかはふれられてないし。
アメリカより良いように感じるのは、20万円までの雑所得は申告不要ですが、それは儲かっている場合ですね。
Takさんのように損益を相殺できるならアメリカのほうが良いですが、日本のサラリーマンの場合は、課税ランクがあがって社会保険や健康保険にまで影響してしまいそうです。未だに、副業禁止との会社が多いですしね。
お好み焼きは広島風さん
マイナンバーは海外在住者にとっては鬼門ですねえ.どうなるんだろうと思ってみていましたが,まだあまり普及していないようで,喜んでいいのやらよくわかりません.
アメリカも保管は必要ですが,確か通常は3年でよかったはずです.領収書の概念も緩くてレシートでよい場合がほとんどなので,Amazon などはPDFどころかメールのままだったりします・・・
確かに,日本は副業がそもそもできないところが多いようですね.保険額に影響するほど儲かればいいのですが!
Tak san
先週末に無事 IRSよりリファンド.チェックが戻ってきました。
[当然ながら天引き済みの額より大幅に少なく] 、、Great なフレーズ、コンディションですね。インターネット通信料は、こちらは申告から漏れておりました。(笑)
(Taks anのことではありませんが、あちらこちらにいる短期の駐在メンバーではなく)本業を御粗末にされずに、いずれは副業が上向いていけばよいですね。継続は力なり!ですから。
Good day / Good Spring
NWエリアさん
今年の tax season もようやく終わりましたね.ウェブサイトもお持ちなのですから,来年からは通信費もぜひ! そういえばワシントン州は所得税がないんでしたっけ? うらやましいです.
副業の方は残念ながら黒字転換の見込みはありません・・・