数日前の話になりますが,hidden city ticketing をして最終セグメントをノーショーした乗客をルフトハンザが 訴えるという事件がありました.Hidden city ticketing についてはこちらの記事をどうぞ.
今回の乗客は,オスロ発・フランクフルト経由のシアトル往復航空券を購入.往路はもちろんオスロから乗りましたが,復路はフランクフルトまで戻った後オスロ便には乗らず,別に予約したルフトハンザ便でベルリンへ行ったとのことです.これに対し,ルフトハンザは2112ユーロの損害賠償を請求しました.いったんベルリン地方裁判所が退けましたが,控訴したようです.2112ユーロが純粋に運賃差額だとするとなかなかの発見ということになりますが,ペナルティが加算されているかもしれません.
Hidden city ticketing は,航空券購入時点で同意したとみなされる運送契約で禁止されています.この禁止が妥当かどうかは別として,組織的・常習的なもの以外はほとんど発覚しませんし,ましてや訴えられるというのは世界的に見てもユナイテッド対 Skiplagged の訴訟以来ではないでしょうか.
この乗客の大失敗は,実際に乗るフライトを同じルフトハンザにしてしまったことです.さすがにマイレージまで同じプログラムで登録してしまうことはなかったと思いたいですが,いずれにしても hidden city ticketing のトリックを知っているわりには初歩的なミスといえます.オスロへ行かずにベルリンへ行ったのが簡単にばれる上に,予約時期からベルリンに急用ができたとかの事情ではないことまでわかってしまいます.エアベルリンがなくなって選択肢がなかったのかもしれませんが,一応 easyJet もノンストップを飛ばしていますので,そちらにすれば発覚しなかった可能性が大です.
Hidden city の他にやりがちな禁止事項は back-to-back あたりでしょうか.こういう航空券遊びをするときは気をつけましょう・・・?
お久しぶりです。
Hidden cityって誘惑があり、禁止事項のなかでは1番やりそうな感じですよね。実際やってる人も多そうなので、航空会社としては、今回のように厳しい対処に走ったのでしょうか?訴えらた人は常習なのかな?(というか、そう思いたいとこです^_^)
ここに至るまでの経緯がわからないので、何とも言えませんが、もし、何の警告もなしで1発アウトだとしたら、怖すぎです!
今計画しているのが、形としては、back to backになっているので、少し怖くなってきました。ちなみに、1つはマイレージの特典無償航空券なのですが、、、
MFさん
お久しぶりです.
Hidden city はエアラインとしても摘発は難しいはずなんですよね.今回の人が常習だったのかわかりませんが,失敗は代わりのフライトを同じLHで予約してしまったことで,それさえ気をつければなかなか発覚しないと思います.
Back to back は,滞在期間などの制約を回避するためでなければ問題ありません.滞在中にいったん帰らなければならなくなったんですよね!? (笑)
お返事ありがとうございます。
やはり、発覚しにくいのですね。通常だと、エアラインとしては、ノーショウね。くらいの感覚なのでしょうかね??
back to backはこれまた微妙なルールですね。はい、滞在中に家族の病気が悪化して、急に帰らないといけなくなったのです。笑
MFさん
自社便なら実際に乗ったフライトを氏名と生年月日で検索できそうですが,他社便だとほぼ不可能だと思います.あまりに同じパターンのノーショーが多いとマークされて事情聴取,ということもあるかもしれませんが・・・