搭乗券にSSSSとあったら 8


搭乗券にSSSSという文字が表示されることがあります.これは Secondary Security Screening Selection の略で,通常より厳しいセキュリティチェックを受けなければならないという意味です.通常より厳しいというのは,

  • X線に加えて目視でも荷物の中を調べる
  • 荷物や手の爆発物の痕跡をチェック
  • 手で入念に身体検査

といったところです.ちなみにこのブログで「SSSS」を検索したところ,私は少なくとも8回経験していることがわかりました.ただしロンドン発のは多すぎていちいち書いていないので,20回近いかもしれません.

ネットで調べると要注意人物に指定されているかもしれないなどと脅すような情報があり,「搭乗券を無くしたと言って再発行してもらえばなくなることがある」などという対策を勧める人もいるようですが,何度もSSSSを食らっている私の経験からすると,一度や二度SSSSを食らっても別に慌てる必要はないと思います.もちろん,本当に危ないことを企んでいる方は別ですが・・・

公式にはSSSSはランダムに付くことになっています.特定の人に多いために人種差別ではないかと疑う向きもありますが,真相はおそらくリスクが高い乗客ほど確率が上がるように設定されているということではないかと思います.リスクが高いというのは1人旅や片道航空券でしょうか.私のようにいずれも当てはまることが多い人であれば,人種に関わらず何度も食らうのは当たり前です.なお,ロンドン発・ブリティッシュエアウェイズのビジネス・ファースト特典では毎度と言っていいほど食らっていましたが,プレミアムエコノミーに乗った時は食らいませんでした.往復航空券だったのが関係しているのかもしれません.

SSSSとなった場合の実害は,ちょっと不快な思いをすることと,セキュリティチェックに時間がかかることです.そのため早めに空港に行くことを勧める人もいますが,そもそもSSSSとなる場合はオンラインチェックインができず,搭乗券が発行されません.オンラインチェックインできなかったとしてもSSSSが原因とは限らず,SSSSを食らったかどうかは空港へ行くまでわからないわけですから,意味のないアドバイスです.エアライン側も,SSSS対象客が早く空港に来ることを期待しているとは思えません.意味があるとすればランドサイドあるいは乗継用セキュリティの手前にラウンジがある場合,それにゲートでSSSSチェックをする場合に,早めにセキュリティやゲートへ向かうぐらいでしょうか.

セキュリティチェックに時間がかかりラウンジで過ごす時間が短くなったり搭乗が遅くなったりという問題はあるものの,普通の時間に空港に着きさえすれば,SSSSのせいで乗り遅れることはまずないと言ってよいと思います.航空会社としても正当な航空券を持った乗客をわざわざ乗り遅らせて得をすることはありません.私の場合,ヘルシンキではどうせ早く乗れないのならとSSSS待ちの列がなくなる出発直前までラウンジで過ごし,それからゲートで追加の検査を受けたことがありますし,アブダビでは通常のセキュリティチェックの列が結構長かったのに対し,SSSSの方は専用レーンを通らせてくれたので却って早かったことさえあります.わざわざカウンターに再度並んで搭乗券を再発行してもらうのも時間の無駄でしょう.

なお,毎度毎度SSSSが付くようだと本当に要注意人物にされている可能性があり,その場合は Redress Number の取得を考えた方がよいかもしれません.これについては One Mile at a Time に参考になる記事があります.


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8 thoughts on “搭乗券にSSSSとあったら

  • お好み焼きは広島風

    リマからLAXに向かうとき、リマの搭乗ゲート前で家内だけ呼び出し食らってヤラれました。
    SSSSとあったのかどうかまでは???です。小さいほうの半券しか受け取ってないので、
    SSSSと記載されていないのか、元々記載されていないのかは不明です。

    ただ、名簿を元に呼び出しをしていたことだけは確認できました。

    ペーパーであちこち何回もふき取られ、麻薬検査機にかけられたり、
    エアサイドのラウンジで手に入れた水のペットボトルなども全部取られました。

    エアサイドでゲットしたものまで取られるのは腑に落ちないですよね。
    私や選ばれなかった乗客の手荷物は何も盗られず無事なワケですし。

    権力の乱用だぁ~!!

    • tak Post author

      お好み焼きは広島風さん

      ロンドンと同じような感じですね.これがSSSSと同じなのかどうかよくわからないのですが,あそこは搭乗券をスキャンするときに名簿と照らし合わせます.
      確か香港のアメリカ便はゲートで全員液体物没収だったと思います.密封された免税品はOKだったかな・・・? 一度セキュリティチェックを通過したはずなのに没収されるのは納得できませんよね.

  • Nori

    私も、成田発アメリカ行きの日系フライト(どっちだったか忘れました)で、晴れてSSSSに選ばれましたw。
    追加チェックは、ゲートを過ぎたとこで隅っこに誘導され、手荷物の危険物チェックみたいなことを数秒されただけでした。
    周りでチェック受けてる人も、ふつーのツアー客と思われる人ばかりで、明らかにランダムに選ばれてる感が満載でした。
    SSSSに選ばれても気にする必要は全くないかと思います。
    少なくとも日本の空港では。

    • tak Post author

      Noriさん

      私は不思議なことに日本発ではないです.日本ならSSSSのチェックでも丁寧そうで安心ですね.中東はちょっと怖かったですが・・・

  • 白熊

    Takさん、

    最近はめっきり乗らないので、SSSSになった記憶はここ数年ありませんが、
    > 片道航空券でしょうか.
    と書かれた通りで、多く乗っていた時はこのパターンか直前発券の場合に、SSSSの発生率が高かった記憶があります。

    10年ぐらい前にAA便でフランクフルトに年1~2回行っていた時は、チェックインの際に
    1.どこに泊まったか、2.空港までの交通手段、3.勤務先の情報の3点を必ず聞かれていたので、ホテルの領収書、空港までのチケット・領収書、名刺をクリアファイルに事前にまとめて渡していました。

    この場合チェックインが済んでも要注意人物なのでしょう、空港で買ったリモアに預け荷物のタグを付けてもらって免税手続きカウンターに持っていく際にも係員にアテンドされていました。

    個人的な問題では無く(たぶん)、日本人が欧州からアメリカに行くと言う事がイレギュラーで要注意だったのだと思いますが、この5年ほどは普通にチェックイン出来るようになりました。

    成田で北米行きのゲートを見ているとリストを持った人がゲート通過後に待っているので、該当者はゲート通過時にピンポンされて追加の検査を受ける仕様なのかと思っています。

    • tak Post author

      白熊さん

      ヨーロッパでの尋問は全員なので,その3点セットを先に渡してしまうというのは名案ですね! ただし私は社長の名前を聞かれ,どうせ知らないだろうと思いつつ答えたことがありますが,そこまでは対応できませんね (笑).しかし,その後もアテンドというのは体験したことがありません・・・それは確実に要注意人物扱いですね (笑).

  • NWエリア

    太平洋路線 米国発日本行きで経験がありますが、当初の予定を直前になって見直し変更、数日後に再設定しました。確か、直前の高い変更手数料を2回払った後で、前列に取っていた席も取りやめたので、出発の数日前のタイミングでは、ろくな空席しか残っておらず、さらにSSSSとトリプルパンチを食らったかのような感じでした。手荷物はたいして持っていなかったのでまだマシでしたが、SSSSを喰らうと、しばらく飛行機に乗るのをやめたくなりますね。(笑)北米発の他に中東発でも確か一回経験しています。

    • tak Post author

      NWエリアさん

      それは大変ですね! 中東発をメインにSSSSベテラン?の私は,何も怪しいものは持っていないので (当然), チェック中は無心の境地で過ごすことにしています.