ゲスト記事:キューバ旅行記 (4) 訪問編


最終回はいよいよ実際の訪問編です.NWエリアさん,ご寄稿ありがとうございました!


キューバは、レトロ感とモダンが混ざっているなんともユニークな状態で、物価もリーゾナブル(おそらく今のうちだけでしょうね)で近年の訪れた国・地域の中で、かなりのインパクトがあるものとなりました。世界遺産に登録されている場所も多くあり、見ごたえがあります。50年以上の経済封鎖を経験した社会主義国、現地で垣間見たのは、革命と希望、喧噪の中でも朗らかに懸命に生きる人々とその歴史を感じさせられました。(やや大げさですが・・・)

キューバは、現在二重通貨制度を採用しており、ホテルや外国人用レストランではCUCを利用。もう一つの人民用のCUPは現地人用のレストラン、バス (150%乗車率、1回利用4-5円程度、タクシー利用なら400円) などで利用しました。ちなみに交換レートは1CUC=25CUPです。米国ドルをCUCへ両替するには、10パーセントのペナルティー手数料がかかりますので、ユーロや日本円を持参、現地通貨へ両替した方がずっと有利です。キューバ内では米国のクレジットカードが全く利用が出来ないので、かなり不便でした。

現地では、人生の1/3の時間をキューバで過ごしたというヘミングウェーが世界一と美しいと絶賛したビーチは、今回パスしました。時間的な余裕がもう少しあれば行きたかったのですが、ビーチは個人的にはハワイが一番だと思っていますので。また宿・レストラン情報(炭火焼の焼き鳥は大変美味かったですが)は今回割愛させていだだきました。

ハバナ郊外にあるFAC(Cuban Art Factory)というハバナにある現代アートセンターが面白かったですね。オープンは、週末午後8時から朝方3時!?まで。

今回の滞在中、キューバのフィルムメーカー監督Y氏(すでに国際映画祭にもいくつか出品していて、日本の俳優に関しては、あまりよく知らないのですが、オダギリジョーと映画共演もしたとか言っていました。) や、現地ハバナの画家で、スペインとフランスで展示会を実施のF氏とも交流を深めることが出来ました。キューバにインターネットが普及 (あと2年ほど) すれば、メジャーになってもおかしくない面方です。

世界遺産のビニャーレス、壁画、渓谷、葉巻工場を丸一日かけて訪問、過去鑑賞した中では、最大級の壁画作品を堪能。Takさんも他の都市への訪問は見直してでも、近いうちにハバナを是非訪問されてみられるとよいでしょう。人々もどこかの国のようなFAKE(この国にはもちろんいい人もいますが)ではなく, キューバでは、美しいPUREな心の持ち主が多かった様に感じました。全体的な治安は現在の日本よりも良かった位ですし、タクシーが捕まらないときは、代わりに通りすがりの人が止めて行き先を伝えてくれました。

音楽もピカイチのサウンドがあちらこちらのストリートやバーから、聞こえてきます。ニューオリンズのバーボンストリートを延々と街全体に拡大させたような感じといったところでしょうか。現地ハバナにあるクラフトビール直営のバーも、全米で旨いと言われているNWのビルよりも味ではさらに上を行っていたように感じ、今回滞在中に3回も訪問しました。もちろんクールでグレイトな生バンドつき、たまりません。ブエナヴィスタソシアルクラブのショーも鑑賞しましたが、それよりもこのバーの生バンドの方が楽しめました。

ハバナではネットが繋がらない時間、約10日間ほどありましたが、これも案外いいもので、戻ってみたら、新たなビジネスの招待や、NWでの新たな公共案件の依頼などがありました。ちなみにインターネットは、まだ個人宅への回線サービスなどは一切ありません。皆さん、近くの公園またはホテルなどでスマホ・タブレット、PCを持ち込みWifiカード (購入分) を利用してネット接続していました。私はハバナでの滞在時間がもったいないと思ったので、ネット接続はミニマムレベルとして、10日間でたった1.5時間くらいの接続でした。

かっちゃんさんから以前のコメント、パルケ・セントラルそばのホテルのモヒートも Great でした。有難うございました。この場を借りてお礼申し上げます。Muchas Gracias.

ハバナ市内・ビニャーレスで撮った写真をランダムですが、いくつかUploadします。写真説明は省きますが、イメージをお楽しみ下さい。

次回米国から個別にハバナを訪問するには、(現政権が交代でもしない限りは)正式ルールでは、第三国(Mexico/Canada)経由となるのでしょうか?また行きたい国が一つ増えました。

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