2017年11月9日のキューバサンクション実施の影響で、大手旅行会社経由での訪問以外、アメリカ人個人へは渡航制限勧告、自粛勧告指示が出ました。これにより、各エアラインが開始したばかりのハバナ便の予約状況が悪化し、キューバ便を運休するエアラインが現れ始めました。
すると,案の定2017年12月になってアラスカ航空からメールがあり、なんとロサンゼルスからハバナへのアラスカ直行便を18年1月第3週をもって運休するとのこと。つまり予定の往路のフライトがキャンセルとなってしまいます。これでは、今回の計画は白紙になってしまうかなーと半分諦めの状況です。
急いでカスタマーサービスにコンタクト。エージェント曰く、出発日程を2週間程度早めればアラスカ航空便の席をアレンジできるが、それが不可能ならこのキャンセルにより多大な迷惑をかけるため、アラスカ航空就航都市、例えばハワイでもメキシコでもどこへでも代替都市を選んでもらって構わないといいます。もうキャセルしてしまおうかなと考えながら、何回か相談を兼ねて連絡しました。ただ、戻りの便がデルタなので片道だけの代替提案ではアンバランスとなってしまい、これを何とかしてほしいとも言えない状況。結局、年始までしばらく放っておく作戦を取ってみることにしました。
この間デルタ航空の日本語対応の番号にも電話をして相談しましたが、新ルールやOFACのことをよく理解していなかったのか、最も無責任で不適切なアドバイスをいただいたように感じました。直ちに予約を見直されたほうが良いでしょうとかいう一方的な話で、新政権が公表したルールも把握していないかのような疎い感じです。途中からは脅しに近いようなニュアンスで、何十人もの方が自主的に訪問をキャンセルされていますよと言い出す始末で、一切このキューバ旅行に関しての責任を取りたくないというようなストレンジな印象しか残りませんでした。この件で、デルタへは苦情を伝えておりませんが・・・。
米国の某日系旅行会社からは、タイミング的には米国発の正式ツアーを利用される分には問題ありませんが、と前置き。個人アレンジでのハバナ訪問は現政権下では、刻々と状況が変わっており何が正しいのか把握すること自体も難しい状況なので、ビザがきちんと出るのかどうかも分らず、あまりお勧めできない状況ですとかというメッセージでした。しかしこちらは非常に丁寧な対応、説明でした。連絡後の印象もD*さんとは大違い、担当する人によってこうも伝わり方が違うものかという感じでした。
結局進展なしのまま年末、日本へ一時帰国。その際にCREAなどの海外専門雑誌やTVでのキューバ特集が多くあり、キューバへの魅力を感じてやはり改めて調査を継続実施することに。するとネットサーフィン中にNewsweekの記事を発見しました。
記事の説明では「一年前からAirなどに予約を入れてあれば、航空ルートがその後変更になっても例外扱いで渡航の問題はない」との明示。こちら米国ニュース誌によるハバナ訪問へのレビュー、アドバイスは、大変心強く、出入国管理対策時用に2017年にエアチケットを購入した記録をプリントアウトした上、この記事を印刷したものを持参しようと決めました。今年2018年になってからフライトを新たに予約するのはもう遅いですが、以前にチケットや宿を予約完了していた場合、新政権下の制約ルールからは除外の対象になるということが明示されています。これを見て、急にアレンジする気力が沸いてきました (笑)。