アメリカンで最近2件の騒動が勃発し,これからホリデーシーズンにかけて警戒が必要です.
LAXケータリング
11月1日,LAXでアメリカンが契約しているケータリング会社でリステリア菌が発生したのを受け,利用を取りやめました.エアラインのケータリングはいろいろ複雑で,一朝一夕で切り替えられないというのはわかるのですが,それから1ヶ月以上経った今もLAX発便の機内食が正常化していないようです.国内線はともかく,香港やシドニーといった長距離線をターミナルで調達できるスナックでしのぐのは無理があります.上級クラスでは一般的な国内線ファーストクラスの食事・ワインが提供されているようです.
該当フライト搭乗者にはメールが行くこともあるようですが,搭乗前に FlyerTalk のスレッドなどで最新情報を確認することをお勧めします.
パイロットに休暇を大判振る舞い
パイロットスケジューリングのシステムの不具合で,年末のホリデーシーズン (12月17日〜31日) に休暇が自由に取れる状態になった結果,一時15000フライトでパイロットが手配できていないという状況が発生しました.その後,休暇を返上したパイロットには通常の2倍の給料を支払うということでパイロット組合と合意し,パイロットのないフライトは数百便程度に減ったという公式発表が出ていますが,パイロット組合の方はずっと多いと言っており,はっきりした状況は不明です.
パイロットにとっては思わぬクリスマスプレゼントとなりましたが,ほとんどの人が休む時期に忙しいというのはサービス業のつらいところであり,今年は珍しくクリスマスに休めると思っていたら一転乗務になったと考えると複雑なところかもしれません.
まだ日数もあり一応問題ないとは思いますが,念のため数日前からフライトの状況を確認しておいた方がよいでしょう.
ちょうど該当期間にAAを利用します。公式発表では問題ない、とのことですが、鵜呑みにはできませんよね。
素人考えですが、この時期は天候不順にも備えて予備のパイロットもたくさん控えているとは思うのですが、恐らく予備のパイロットまでは手当できておらず、カツカツで回さざるを得ない状態ではないかと疑っています。
となれば、いったん天候不順なりが発生すると、連鎖的にキャンセルが続くのではと危惧しています。
結局何も僕自身は対策できません。問題がないのを祈るばかりです。
マイアミ発のAmerican Eagleですので、天候の影響は受けにくいはずなのですが。
大阪球場さん
おっしゃる通り,予備パイロットは足りない可能性が大ですね.MIA発ならそのフライト自体は問題なくても,機体がどこから来るかによっては影響を受けることもありますし.American Eagle は運航を他社に委託していることもあり,その場合はこの騒動の影響を受けないような気もするのですが,どうなんでしょう?
Takさん
Thank you for the other day. 早速このAAの トピックの件で、悪影響を受けました。LAX発午前発のフライトですが、すでに一旦滑走路で離陸待ちの体制にもかかわらず。この間になんやら言い訳のような嫌なアナウンスが、、。なにやら管制塔からの運航にストップ指示がかかったとか、連邦政府ルールの違反*(パイロットの規定時間を超えたオーバーワーク?)が指摘されたらしく、一度ゲートに戻りますという案内、戻ってからはすぐに再出発できるようにしますから、という案内。。。すでにフライト予定時間から1時間30分を過ぎています。結局ゲートについてからすぐ代替のパイロットが待機しているのでもなく、全員の乗客が降ろされる結果になりました。新パイロットチームをアレンジするので詳細が決定するまでただ待つようにとの案内。早朝のフライト乗り継ぎがあった後のAA、結局5時間30分遅れの設定で再度フライト出発のアレンジをアナウンス、かなり疲れます。このフライト到着後の予定もいくつかが、パーに(半年前から計画していたのに)なることになってしましました。まだ5時間半以上のディレイになるかどうかも不明の状況です、さらに遅れても全く不思議ではない雰囲気が漂っています、ディレイは日常的なのでしょうか?皆だまっていて、一人も文句を口に出す乗客がいなかったのが不思議なくらいです。カスタマーサービスに、後日コンタクトしてみたいと思います。
NWエリアさん
結局約7時間遅れで出発されたようですね.規定時間超過は遅延のせいでしょうか? 遅延がケータリングのせいでなければ今回の2問題とは関係なさそうですが,いずれにしても大変でしたね.
フライト時間が連続勤務時間の上限に近い超長距離フライトの場合はちょっとした遅延でキャンセルになることもあるのですが,そうでないフライトでは珍しいと思います.月初めなので月間の上限とも関係なさそうですし・・・
補償は直接の原因によりますが,勤務時間の管理ミスなどAAに責任があれば数千マイル出ると思います.
7時間のディレイでしたが、MCE席(プレミアエコノミーシート対応の機体)でほとんど疲れませんでした。
機内サービスの印象、食事のレベルが去年と比べ大幅に改善しています。まるでAAとは違った航空会社にでも乗ったかのようで、調べてみるとJALサービスと同業者を利用開始したとのことです。去年利用時は手を付けずに、残したものもありましたが、今年はトルコ航空並み(笑)でした。日本酒の八海山 吟醸、新種のIPAもいただけました。
https://www.americanairlines.jp/i18n/customer-service/about-us/joint-business.jsp
NW Areaさん
ディレイ+ロングフライトお疲れ様でした.しかし,早くもPYシートを体験されたとはうらやましいです.また,食事が改善されたというのもいいですね.ジョイントベンチャーを組むならこのくらいしてくれないとJALが損をするだけになりますので.ヨーロッパ線は相手がBAなのであまり期待できそうにありませんが・・・