フィンエアーがエアベルリン上級会員にステータスマッチ
経営破綻し,ドイツ政府からの支援を受けてかろうじて一部路線の運航を継続しているエアベルリンですが,同じワンワールドのフィンエアーがエアベルリン (となぜかルフトハンザ) 上級会員を対象にステータスマッチをするというハイエナのようなことをしています.両社で何らかのステータスがあれば TopBonus のシルバーステータスが与えられ,エアベルリンのゴールド以上,ルフトハンザのセネター以上であればさらに6ヶ月で通常の半分のステータスマイルを飛ぶとゴールドになれるというチャレンジに参加することもできます.
エアベルリンの身売り先候補が出揃う
そのエアベルリンですが,先週金曜日に買収希望者が出揃いました.エアライン全体ではなく,機体や発着枠など一部だけに関心を示しているところが多く,どうやらエアベルリンは解体されそうです.
エアラインでは以下の2社.
- ルフトハンザ:最大のライバルだったルフトハンザとしてはドイツの航空網を独占するチャンスとあって,140機のうち90機の獲得を目指しています.
- EasyJet:40機と短距離路線の獲得に関心を示しています.
変わったところではドイツの企業が貨物・メンテナンス部門と地方路線に絞った買収提案をしているほか,数年前エアベルリンに吸収された旧 Niki の創業者 (元F1ドライバー) が Niki 分だけを買い戻す意向を示しています.
JAL他社特典チャートマイナーチェンジ
JALの他社特典チャートは距離制です.このチャートが10月1日発券分から若干改定されることになりました.変わるのは3ヶ所だけで,うち2ヶ所は減少,1ヶ所が増加します.
- 1〜1000マイル・ビジネスクラス:3万5千→3万2千マイル
- 1〜1000マイル・ファーストクラス:6万→5万5千マイル
- 8000〜10000マイル・ファーストクラス:10万→10万5千マイル
1000マイル以下のビジネス・ファーストクラスはどうでもよいので,実質問題になるのは3番目ですが,これも5%という微増です.どこの特典チャート改定もこのくらいおとなしいといいのですが!