スイートタイプのビジネスクラスシート


ビジネスクラスもフルフラットシートが普通になり,ファーストクラスとの境界が曖昧になってきています.それでもまだファーストクラスの方がかなりシートが広く,扉付きのものもあってプライバシーが確保できるのが売り・・・でした.

ところが,ついにデルタとカタール航空が扉付きのビジネスクラスシートを導入しました.デルタにはもう国際線ファーストクラスがないので比較できませんが,カタール航空の方はA380に残っています.シートは広いとはいえ,扉はありませんし,ビジネスクラスのサービスや食事も十分いいので,ファーストクラスはクリュグとキャビアが出る以外あまり利点がないような感じがしてしまいます.

デルタはスタッガードタイプのシートに扉を付けたもので,新規導入するA350に装備されています.もともとそんなに広いシートではないので,扉が付くと閉所恐怖症の人は困りそうですが・・・

カタール航空は QSuites という名前で,777-300ERから導入されています.基本的にはスタッガードタイプのシートで,真ん中の列は4席を組み合わせて「会議室」にもなります.フライト中ぐらいゆっくりさせて欲しい気もしますが・・・

デルタのA350は10月30日からデトロイト〜成田線に就航し,その後北京・ソウル線に投入されます.カタール航空のシートはすでにドーハ〜ロンドン・パリ線の一部で体験できますが,12月16日からはドーハ〜ニューヨーク線にも投入されるようです.

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です