ロンドンへ出張に出かけました.フライトはアメリカンのエコノミー単純往復を購入し,最後のSWUを使ってアップグレードを試みます.往路はアップグレード枠のあるフライトを選べたのですが,復路は空席待ちになり,往路出発時点でも確定していませんでした.
往路はシカゴ経由で,先日と同じ早朝便に乗ります.シカゴの夜景と満月がきれいでしたが,始業前なのでビル群はかえって暗いです.
ヨーロッパへは夜行便が普通ですが,朝出てロンドンに夜着くフライトがシカゴ,ボストン,NYから何本か出ています.ヒースローでは23時半から離着陸が制限されるため,あまりに遅延すると出発が夕方になって夜行便に化けることもあるようです.1日無駄になるせいか人気がないようで,このフライトは最初からアップグレード枠が空いていました.
収納が狭い767だし,機材が前夜のうちに到着していることは確認できたので,搭乗開始予定時刻の少し前にフラッグシップラウンジを出てゲートへ行ってみたら,なんとゲートに飛行機がいません.何のアナウンスもないのでもうすぐトーイングされてくるのだろうと待っていましたが,定刻の10分ほど前になってメンテナンスのため約1時間遅れることが判明.いったんフラッグシップラウンジへ引き返し,今度は搭乗開始の表示になってからゲートへ向かいました.
結局1時間ちょっと遅れて出発.もともとが22時40分着予定なので23時半は微妙なところですが,出発したということは勝算があったのでしょう.実際に23時15分頃到着予定とのことでほっとしました.
767の新型ビジネスシートはフルフラットのスタッガード型です.しかし,席にIFEモニタはありません.
その代わり,今や懐かしい感じもする天井モニタ.
このチャンネル用のコントローラは肘掛の中にあります.
WiFiもなく,エコノミーのエンターテイメントはこれだけのようで,国際線としてはかなり寂しい感じです.
さすがにビジネスクラスはそれではまずいということになったのか,映画などが入ったタブレットが配付されることになっていて,前の扉を開けるとタブレット用の電源とテーブルが現れます.旧シートも似たような使い方でした.
テーブルの上に置いてもいいのでしょうが,何となくはめ込んでみました.
これでも一応シートモニタの代わりにはなりますが,フライトマップが出てこないという欠点があります.天井モニタもずっと映画を写していて,フライトマップはほとんど見られませんでした.
シートコントロールは液晶画面.テーブルはオーストリア航空などと同じ,収納が難しいタイプです.
通路への出口は十分広いです.
肩の辺りに収納があり,アメニティキットが入っていました.こちらにも電源.
明日は食事編です.
LHR行きは各社看板路線だと思うのですが、
それでこの機材とはこれもコストカットの一環でしょうか!?
アップグレード狙いなら直前でも簡単に取れそうというポジティブな考え方も可能ですが、
有償で知らずにこれに当たるとかなり不満を持ちそうです。
こういうのを知ると米系は日本在住の人間にとってはマイルの貯蔵先であって実際に乗るもんじゃないのかなと思ってしまいます(^_^;)
さんどらさん
一応BAとの約束があるのでフルフラットにはしたものの,その他は手を抜きました・・・という感じですね (苦笑).IFEは旧シートでも同じような方式で,進歩がありません.
おっしゃる通り,米系に積極的に乗る理由はないと思います.
映画などが入ったタブレットで思い出しましたが、10年以上前のアメリカン(成田ーダラス線)のビジネスクラスはモニター付きDVDプレイヤーの貸出をしていました。
記憶があやふやですが、映画リストがあって見たいものをリクエストしてDVDを持ってきてもらったような気がします。
sabana_grandeさん
DVDプレイヤーですか! それを思えば随分進歩しましたね.そういえばUAの古いFではモニターはシートに付いていたのですが,ソフトはカセットテープ!でした.
ソウル発券AAの激安ファーストクラス、米国内の
LAX-MIAでこの767がアサインされていますので参考になりました!
FC FLYERさん
国際線ではうーんという感じですが,国内線なら上等ですね! ただ機材変更にはご注意を・・・ 私は777→737を食らいましたので.