今回のロンドン滞在は短いので,ヒースローまでの利便性を優先してパディントン駅近くのインディゴを選びました.少なくとも,私はそのつもりでした.
ヒースローエクスプレスでパディントン駅に到着後,歩いてすぐのインディゴへ.フロントで普通にパスポートとクレジットカードを出すと,「同じ建物の別のホテルに部屋が用意してあります.できたばかりの真新しいホテルですよ!」と謎なことを言い出しました.お詫びにこちらの方で朝食を無料にしますとのことで,スパイア会員でもオフィシャルには朝食が付かないIHG系列ではまあまあの条件ではあります.
チェックイン手続きを終えた後,私の荷物を持ったスタッフの先導でインディゴのレストランを抜けて,「別のホテル」のフロントでカードキーを受け取りました.IHG系列の別ブランドのホテルでも作ったのかと思ったら,フロントにはメルキュールのロゴがあり,ますます謎は深まるばかり.後で調べると,本当に11月にオープンしたばかりのメルキュール・ハイドパークでした.駅の隣にメルキュール・パディントンがあるので,少し遠い名所の名前を使わされたようです.外に出る必要がなく便利とはいえ,別チェーンのホテルに振り替えるとはかなり珍しいケースではないかと思います.期せずしてものすごく久しぶりにアコー系ホテルに泊まることになりました.ただしもちろんポイントはIHGの方に付きます.
割り当てられた部屋に着くとドアに「サファイアスイート」と書いてあり,俄然期待が高まります.しかし入ってみると,2部屋に分かれているわけではなくスイートと呼んでいいのか疑問な部屋でした.一応,ロンドンとしては広い方・・・と思います.
デスク.新しいわりに電源が床にしかないのはいただけません.
その向かいにソファ.これが一応リビングエリアのようです.
特に仕切りがあるわけでもなく,奥にベッド.枕?クッション?が多すぎるので・・・
寝るときにはソファがこういう状況になります.
全体にデザインが凝っているのは確かです.天井の照明.
洗面.
残念ながらバスタブはありません.
しかし,エスプレッソマシーンがあるのは感心です.
滞在中は雨が降ったり止んだりの天気で使えませんでしたが,小さいながらバルコニーがあります.
朝食はインディゴ側のレストランで.品揃えは,まあ普通.
通常ホテルの振替は迷惑なもので,特に上級会員を移動させるのはあり得ないところですが,今回は実質同じホテルのようなものですし,朝食もタダにしてくれたのでまあいいかというところでしょう.振替の理由ははっきりとは言っていませんでしたが,観光シーズンでもない週末にオーバーブッキングというのも考えにくい感じがします.今回はある特殊なレートで予約したので,同じ系列だったら新しいホテルの宣伝を狙ったとも考えられたところです.同じ建物ということでオーナーが同じという可能性もありますが,それでも別チェーンに加盟することができるのか・・・謎です.