CDGではカタールはターミナル1を使っていますが,ハイアットからのシャトルバスはターミナル2と3にしか止まらず,ターミナル1に行くにはターミナル3からCDGVALなる電車に乗らなければなりません.
やっとカタールのカウンターに着くと,ファーストクラスのカウンターで無数のスーツケースを持った8人ぐらいの団体がチェックイン中です.アラブの富豪がパリに爆買いに来たのでしょう.この手続きが終わるまでしばらく待たされました.
上級クラスはイミグレで Acces no. 1 という優先レーンが使えます.ここを通過して指定の Premier ラウンジに入りましたが,ごく普通のカードラウンジです.同じアウェーでもロンドンの自社ラウンジとは比べるべくもありません.何とか隅に静かな空間を見つけて座り,メールのチェックなどで搭乗開始を待ちました.それにしても,完璧主義のはずのカタール航空CEOはこれでいいと思っているのでしょうか.ターミナルに場所がなければ仕方ありませんが.
ゲートは上り下りの坂がある変わったエスカレーターに乗り,セキュリティチェックを通過した先にありました.搭乗はとっくに始まっていて,すぐにアッパーデッキの自席に座りました.
巨大なIFE画面.コンセントはこの左側にありますが,席から遠くて使いにくいです.
扉はありませんが,通路との間にパーティションがあります.これは下がった状態.
窓側の肘掛にはIFEのコントローラと水のボトル.
通路側にはシート・ライティングコントロールとヘッドホン.ヘッドホンが入っている空間が唯一の収納のようです.
リーディングライトがすぐにはどこにあるのかわかりませんでした.しばらく探して,ようやく背もたれに埋まっているのを発見.
2階席なのでトイレが巨大です.しかもランに・・・
バラと生花 (たぶん) が2種類も.
蛇口も凝った形状です.
夕方から夜にかけてのフライトのためか,あるいは単にフライト時間が短いためか,パジャマは配られませんでした.
パリではアルコールが出せないということで,ウェルカムドリンクはレモンとミントのジュース.
出発間際にデーツとアラビアコーヒーを持ってきました.エミレーツと違い,デーツは袋入りです.
私が乗ってしばらくするとチェックインカウンターで見かけた団体が乗ってきて,ファーストの残り7席が埋まってしまいました.私のせいでビジネスへ追いやられた人がいたかも!?
定刻にゲートを離れました.テールカメラがなぜか使えず,前方カメラのみ.
シートはさすがのクオリティですが,収納が少ないのとコンセントが不便な場所にあるのが残念でした.
なお,WiFiは通常15分間だけ無料・その後有料 (確かフライト全体で15ユーロ) ですが,ファーストでは無料になるコードがもらえます.ただし複数デバイスで共有することはできないようなので,よく考えてからアクティベートした方がよさそうです.