7月20日に羽田昼間枠に関するDOTの暫定案が発表され,現在の深夜枠4便 (アメリカン:ロサンゼルス,デルタ:ロサンゼルス,ユナイテッド:サンフランシスコ,ハワイアン:ホノルル) 維持に加え,デルタのミネアポリス便が認められました.
デルタ選定の理由は,アメリカ中西部・東部からの乗継の便利さ,および競争促進とのこと.前者だけならアメリカンのダラスもありですが,日本に提携先のないデルタを優先することでアライアンス間のバランスを取ろうとしたようです.ただし,もしデルタが以前のデトロイト・シアトルのように極端に減便したりするようだと,アメリカンのダラス便に変更するという条件が付いています.
アメリカから東京へ行くにはいいのですが,デルタには日系の提携先がないので,アメリカ直行便のない日本の他都市やアジアの中小都市へは行けません.スカイチームに留まろうとするとソウルから大韓航空,上海から中国東方航空などを使うことになりますが,東京の存在感は下がりそうです.