乗継時間は1時間20分しかありませんので,小さな空港とはいえイミグレの混雑具合が気になります.遠くからパスポートコントロールのあたりに人だかりが見え,これはかなり混んでいるかなと思って近づいたら,並んで待っている様子がありません.空っぽのブースに “UK or Canada” との表示があり,どうやらそれ以外の目的地への乗客は通れないようです.私はトロント便なのであっさりと通過できました.
しかし,通過してしまうとラウンジもなく,手持ち無沙汰です.しかも同時に出発するトロント・ボストン・JFKのゲートが隣同士で,そのあたりはすでに黒山の人だかり.しょうがないので遠く離れたゲートで待っていました.
出発時刻は同じなのに,なぜかボストン,次にJFK,最後にトロントと順繰りに搭乗しました.ここでもまたバーコードが読めず,手で席番号を入力していた様子です.
ゲートエリアは地面と同じ高さだったのでどういう搭乗方式かと思っていたら,なんとタラップでした.真冬はかなりつらいのでは!?
このフライトもビジネスは空いていて,結局全セグメントで隣が空席でした.
プッシュバック.隣のJFK便はわれわれより先に搭乗したはずですが,まだゲートにいます.
離陸.遠くの方に山が見えます.
ドリンクメニューは往路と同じ.食事のメインはラムか魚で,ラムを選択.
ラムの見かけは悪いですがなかなか柔らかく,味もまあまあ.出てきたときはメインも左手のカニも蓋が付いたままで,これは取った後の様子.
カナダ上空に入る手前.海の上ですが,流氷?が海流に乗っているのか不思議な模様になっています.
ほぼ定刻にトロント着.イミグレでは数分待っただけでしたが,荷物がもうターンテーブルを回っていたのには驚きました.
ターミナル1へ移動.アメリカ行きのせいかオンラインチェックインはできませんでしたので,カウンターに寄らなければなりません.まだ出発の6時間近くも前でチェックインできるか微妙かなと思いましたが,荷物を預けないならOKということで無事搭乗券を入手しました.
次いでグローバルエントリーでアメリカへの入国手続きを済ませます.機械から出てきた紙に大きな×印がなければ普通はほぼスルーなのですが,なぜかチェックが厳格化されていて10人ほどの列ができていました.
エアカナダのメープルリーフラウンジへ.搭乗券に*Gの表示があり,トルコ航空のカードを見せる必要はありませんでした.かなり混んでいてスタッフが不足しているのか,使用済みの食器が出たままだったり,新しい食器がなかったりすることが多く,どうも残念な状況でした.
初アイスランド航空の印象は,たまたま全フライトで隣が空席だったこともあって概ねポジティブです.FAの対応もなかなかよかったですし,食事も十分食べられる質でした.ただしフルフラットでないのと,中途半端なところで乗継があるのはつらいところで,値段が相応に安くなければわざわざ選ぶ理由はないと思います.IFEの選択肢が少ないの点も気になる人がいそうです.なお,提携が始まったばかりでシステムが不安定なのか,往路フライトから10日以上たった今もアラスカ航空に加算されていません.復路と一緒に申請することになるような気がします.