ハンブルグ出張 (1) いろいろあった往路フライト 2


3月末から4月にかけてドイツのハンブルグへ出張にでかけました.LOTポーランド航空のシカゴ発ビジネスクラス運賃が安かったので,地元~シカゴ往復は別途アメリカンで手配しました.航空券2つと私にしては比較的単純な旅程ということで油断していたら,こういうときに限って何かが起こるもので,私に関係あるもの・ないもの含めていろいろありました.

シカゴまでのフライトは数日前にアップグレードが確定していました.夕方のフライトは遅れることが多いので朝から機材の状況を見ていると,途中まで順調そうでしたが,地元への到着が少し遅れ,折り返しがかなりぎりぎりになりそうな感じです.

搭乗が始まるはずの時間にゲートへ行ってみると,やはり機材は到着したところ.しかし,シカゴで2時間半ほどあるし,LOT便のオンラインチェックインは済ませてあるので,ターミナル移動の時間を考えてもまだ余裕はあるはずです.

定刻の10分ほど前になってようやく搭乗が始まり,最初の方に搭乗すると1Aの席に壊れて使えないという張り紙がしてあるのに気づきました.私は3Aなのであまり気に留めずに自席に座り,出発を待っていると,ほぼ全員が搭乗し終えても入口付近で立ったままスタッフと話している乗客がいます.どうやら1Aを割り当てられてしまった人らしく,グランドスタッフが「22Bがスタンドバイだったから降ろして,7Cを22Bへ,1Dを7Cへ,1Aを1Dへ」とシャッフルの指示を出していました.1Dは一番最後のアップグレード,7Cは直前にゲートで良い席を割り当ててもらった人のようです.ひどいグランドスタッフだと1Aから一気に22Bまで落とされる場合もあるようなので,面倒でも順繰りにダウングレードしたのはよい対応だったと思います.

そんな騒ぎもあって定刻より15分ほど遅れて出発.ずっと曇っていて下の様子は見えませんがフライトは順調そうで,短いフライトのこともあってすぐ高度が下がり始めました.

すると機長のアナウンスがあり,なんとシカゴの天候不良でミシガン州グランド・ラピッズ (GRR) へダイバート中とのこと.とっさにはどこだかわかりませんでしたが,機内誌を見るとシカゴからはミシガン湖の対岸にあり,車で向かうのも簡単ではなさそうです.

これは困りました.天候不良ならLOTの到着便も同様に遅れる可能性はありますが,あちらは長距離国際線なので優先度が違いますし,なにしろ別チケット・別アライアンスなのが最大の問題です.唯一の救いはLOTが値段のわりにフレキシブルなチケットで,変更・払い戻しとも比較的安い手数料で可能なこと.もともと短い出張で,到着が1日遅れるとほとんど意味がなくなるので,最悪の場合はハンブルグ行きをあきらめる覚悟を決めました.

予定通りならシカゴに到着するはずの20時頃 (シカゴ時間で19時),GRRに着陸.地上職員があまりいない空港なのでゲートには付けられないが,リモートスタンドで給油と書類処理を済ませ,早ければシカゴの到着が再開される21時頃には出発できるかもしれない,とのアナウンスがありました.意外と早く書類と給油トラックがやってきて,あとはシカゴへの出発許可を待つだけですが,LOTのシカゴ発は21時25分 (GRR時間で22時25分・・・ややこしい) で,見込み通り出発できても間に合うかはかなり微妙なところ.後ろの席の人はバックアップ用としてレンタカー会社に電話をかけている様子です.

いつの間にか隣にはやはりダイバートしてきたらしいアメリカン機がいます.

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じりじりしながら待っていると,20時半頃「予定より早く,あと10分ほどで出発できそう」ということで大急ぎで出発準備を整え,予告通りエンジンスタートして地上滑走が始まりました.LOTの到着便の状況を見ると,ホールディングパターンを数回周った後,すぐそこをシカゴへ向かっているところです.

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滑走路脇で数分待たされ,「やっぱりだめだった」ということになるかとやきもきしましたが,無事離陸.フライト中にLOT便が45分ほど遅れてシカゴに到着したことを知りました.しかし,折り返し便はまだ定刻の表示のままです.

やがてシカゴ上空まで来ました.確かに天気は悪そうです.

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この状況だと出発待ちの機体でゲートが空いていない恐れもありましたが,幸いシカゴ時間の20時45分頃ターミナルに近いゲートに入りました.もともとの予定と比べると2時間弱の遅れです.ゲートで預けた荷物を受け取り,大急ぎでターミナル5へ向かう途中,LOTの出発が22時まで遅れることがわかり,とりあえず間に合いそうとほっと一息つきました.

ダイバートしたタイミングがわりと早かったのが幸いしたのでしょうが,アメリカンの対応もなかなか素早かったと思います.

ターミナル5のセキュリティチェックはそんなに列もなく,LOTの出発ゲートに着くと21時15分で,まだ搭乗も始まっていませんでした.その後出発遅れのアナウンスに続き,「飛行機の近くに消防車がいますが,これは機長の引退前のラストフライトを記念して放水するためです」とのこと.なになにと外を見ると,確かに消防車が待機中です.

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これまた滅多にない体験ができそうです.


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2 thoughts on “ハンブルグ出張 (1) いろいろあった往路フライト

  • 大阪球場

    Takさん、
    うまい具合にLOTも遅れて、間に合ってよかったですね。別切りで遅れると本当に恐怖ですよね、しかも違うアライアンスだし、乗り遅れるのが高い(長距離の)方なんて。
    さらにORDはいろいろありますね、僕も悪天候でシカゴ周辺のどこかにダイバートされたことがあります。
    この先どうなるか楽しみです。
    と言いながら今となっては先まで読んでしまいましたが。

    • tak Post author

      大阪球場さん

      はい,最近運が良く乗り継ぎが危険になったことはほとんどなかったので,本格的にやばいと思ったのは久しぶりでした.また,もう雪は大丈夫だろうと思っていたところへの雷雨はかなり想定外でした・・・
      放水の見送りと出迎えは初めてで面白かったです.