ラウンジにも飽きてきたので,散歩がてら少し早めに出てゲートへ向かいました.シンガポール航空ではファーストでもエスコート等の地上サービスはありません.ここはゲートごとにセキュリティチェックがあるので,ぎりぎりまでラウンジにいたい人はかなり助かると思うのですが.
飛行機に入り,2Kの席へ.しばらくすると予想通りロシア人一家が乗り込んできて,1列目の4席を占拠しました.私の隣は短パン・Tシャツのどう見てもモスクワでは降りそうにない若者.反対側の通路に面した2席も埋まったようで,ファーストは満席です.
シートはビジネスとよく似ていて,違いはピッチが広いので座席幅いっぱい使えることぐらいでしょうか.頭上の物入れはありませんが,キャリーオンはオットマンの下に入ってしまいます.
IFEはそろそろ古さが感じられます.新シートをちょっと期待していましたが,当たりませんでした.
シャンパンはドンペリとクリュグの2大ブランドが揃っています.このセグメントではドンペリを選択.出発前から開けてくれます.
さて,お楽しみの食事です.最初の食事はロブスターテルミドールを事前にオーダーしてありました.
前菜は当然!?キャビアにしましたが,どちらかというと添え物扱いでややがっかり.
アジアンなスープはさっぱりしておいしかったです.
「ボストン」ロブスターテルミドール.
デザートはチョコレートケーキにアイスクリーム.食べかけすみません.
その後シートをベッドにしてもらいました.ビジネスクラスに乗ったときにやり方は覚えたので自分でできますが,せっかくのファーストなので.
フライト中のマップ.
もう夜が明けてきたかと思ったら,北へ向かうにつれて再び暗くなっていきました.
途中いつでも注文できるスナックも充実していますが,10時間程度のフライトではなかなか食べられません.
そうこうするうちに到着1時間半前になりました.モスクワ時間の朝到着するので「朝食」になっています.
こちらは Book the Cook の京懐石を注文してありました.京風だけあって,色の薄い煮物に,高野豆腐など.味はさすがに純日本風です.
焼き魚,卵焼き,酢の物,お粥など.普通のご飯も選べました.粕汁なんて何年ぶりでしょうか??
朝食に懐石というのも変な感じがしていたのですが,内容はあっさりしていて確かに旅館の朝食並みかもしれません.
定刻より20分ほど早く,雪に覆われたモスクワに到着しました.気温は摂氏-16度ほどとのことでしたが,地元でもあり得る気温で,冬のモスクワも大したことはないようです.
明日はモスクワトランジットの模様と,空港で見かけた珍しい飛行機たちです.