米系航空会社で規模の順位が変わるとすれば,今までは合併による場合がほとんどでした.デルタとノースウェストの合併でデルタが1位になり,ユナイテッドとコンチネンタルの合併でユナイテッドが1位になり,昨年アメリカンとUSエアウェイズの合併でアメリカンが1位に躍り出ました.
その後はしばらくアメリカン>ユナイテッド>デルタの状態が続いていたのですが,昨年の提供および有償席・マイル数の実績でついにデルタがユナイテッドを抜き,アメリカで第2位の規模になりました.ユナイテッドが停滞あるいは縮小傾向だった間に,デルタが順調に路線網を拡大してきた結果です.
ユナイテッドが合併したときは充実したネットワークが強みの一つだったはずですが,コスト削減のためのスリム化が過ぎたのかもしれません.