待ってくれ!
プッシュバックされる飛行機に向かって走っていく男を捉えたビデオが公開されました.事件が起きたのは8月6日.58歳の男性が高校の同窓会に向かうフライトに乗り遅れ,何とか乗ろうと制限区域に出てしまったということです.バスじゃあるまいし・・・
倒れた乗客は麻薬運び人
リスボンからダブリンに向かっていたエアリンガス機内で,乗客が突然痙攣のような症状を起こして倒れました.助けに駆けつけた別の乗客に噛み付くなどの騒ぎを起こした末,緊急着陸した近くの空港で死亡が確認されました.で,当然状況を確認するために警察が乗客・乗員から事情聴取をしたわけですが,その結果死亡した乗客と一緒に旅行していた乗客の持ち物から大量の覚せい剤が発見されました.もちろんこの乗客は警察行き.
話はここで終わりません.死亡した乗客を解剖したところ,なんと胃から1キロ近いコカインが発見されたというのです.死亡の原因もコカインが詰まった丸薬が爆発したためとか.
孟母三遷?
台北からロサンゼルスに向かっていたチャイナエアライン機内で台湾人女性が出産し,フライトはアンカレジに緊急着陸しました.これ自体はたまにある話で,飛行機の中で産まれた子供が大人になって同じ航空会社のFAになったという美談?もあります.
しかし,この女性の場合は子供にアメリカ国籍を取らせるために,妊娠していることを隠してアメリカ行きの飛行機に乗ったのではないかという疑いが出てきました.分娩中に「もうアメリカ領空に入った?」と繰り返し聞いていたという目撃談もあります.母親は台湾へ送還され,子供はアメリカに住む親戚に預けられているということです.
ちなみにアラスカの法律によると,国際空域で産まれ,アラスカ州に連れて来られた子供にはアラスカ州の出生証明書が発行されるので,アメリカ国籍も与えられるそうで,とりあえず母親の願いはかなったようです.しかし,ダイバートに伴う費用を航空会社から請求される可能性もあり,かなり高い「引越代」になるかもしれません.
小分けにコンドームなどに詰めたコカインを飲み込んで、到着地で下剤を飲んで回収するのは古典的な手法ですね。今回のように体内で袋が破ければ急性コカイン中毒で死亡、また上手く排出できないと腸閉塞で病院に駆け込んで発覚、とリスクがあるのですが、まだまだ使われているのですね。
出産のほうは、母親は台湾に強制送還、ということは今後もアメリカに入国できない可能性がありますね。どうするのかな?
Jun@SJCさん
そうですね,結構古典的な方法を使ったものだと私も思いました.
> 出産のほうは、母親は台湾に強制送還、ということは今後もアメリカに入国できない可能性がありますね。どうするのかな?
子供の方は晴れて?アメリカ人になれて台湾へ行くのは問題なさそうなので,落ち着いたら親戚が連れて行くんでしょうかね.いずれにしても親戚を含め,なかなか大変そうです.