名古屋空港保安検査場で (1)


8月終わりまで出張・旅行続きでネタが不足してきましたので,以前好評だったゲスト記事をいくつか入れてさせていただきます.まずは大阪球場さんによる,旧名古屋空港を舞台にした事件の顛末.2回連載でどうぞ.


また代打での登場です。航空情報よりも自分の体験談をお話しします。

2001年6月のことです。名古屋空港 (現:名古屋飛行場、セントレアができる前の話です) から宮古島にキャンプに出かけた時のことです。当時は大阪在住だったのですが、ANAは大阪から宮古には飛んでおらず、かつユナイテッドのアワードを使いたいので名古屋発着にしました。僕にとっては最初で最後の名古屋空港です。

キャンプなので、釣り具やテント、クーラーに食料品、調理器具、シュノーケルセットと大変な大荷物です。今から思えばこんな大荷物を持って、南海に乗って、さらに近鉄でなんばから名古屋まで移動して、バスで名古屋から名古屋空港まで移動して、と我ながらよく頑張れたものです。

無事チェックインを済ませて保安検査場に向かいます。確か預け荷物は2点、機内持ち込みは手に持てるだけ持って入りました。カセットコンロのカセットも当時は預けることができました (本当はだめ?なのかも)。確かシグネットか何かのラウンジがあったので、そこで休む計算で、割と早く保安検査場に行きました。

調理器具や包丁は間違いなく預け入れ荷物の中に入れました。何百回も航空機に乗っている自称旅慣れている男です、その辺はぬかりありません。

X線検査で、若い女性のセキュリティチェック係員が、機内持ち込み禁止物はありませんか!?と聞いてきました。僕はきっぱりとありません!と答えました。するともう一度X線にカバンを通して、お客様、ナイフはお持ちですか?とまた聞いてきました。そんなのあるわけないだろ、旅慣れている男をなめてんのか、と思いながらもありません。と丁寧に、かつ自信を持って答えました。包丁は間違いなく預け入れ荷物に入れましたので。

するとその若いくせに役人面した係員、僕のカバンから釣り用ナイフを抜き出し、これは何ですか?とぼくに詰問し、同時にメジャーで刃の長さをはかります。女性係員は目を吊り上げながら、刃渡り15cm!と叫ぶと同時に首から下げていたホイッスル (笛) をビャー!と吹きました。その間10秒足らず。

僕はしまった、釣り用ナイフのことはすっかり忘れていた、と思う間もなく、そのビャー!の笛であわあわとなってしまいました。今度はガードマンではなく、愛知県警の警察官がそのビャー!の笛で駆け寄ってきます。女性係員は釣り用ナイフを警官に提出し、再度刃渡り15cm!と報告します。しかも、僕が2度否定したことを告げ口した模様。ますます僕の立場は悪くなり、警官に呼ばれ、すみっこへ移動です。このままでは1日1本しかない宮古行には乗れそうにありません。もっと下手をすれば、逮捕か?との恐れも頭をよぎります。

話題にはしたくはないのですが、この数日前にある小学校で刃物を使った連続殺傷事件があったばかりです (大変痛ましい事件で、同じ年ごろの子を持つ親としては、本当に心が痛みます。犠牲者のご冥福を祈ります)。なので、警察も刃物には結構ピリピリしています。

(2) へ続く

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