我らが隣人の振舞 4


タイトルは宮部みゆきの小説から拝借しました.
日本でどのくらい話題になったかわかりませんが,JFKが現場だったのと,ナッツがからむ騒ぎだったのとで (英語で nuts は”気違い”の意味で使われることがあります) アメリカで有名になったのが,大韓航空の幹部 (当時) が起こした事件です.この幹部がニューヨークから自社便のファーストクラスに搭乗したところ,ウェルカムドリンクと一緒に出されるマカダミアナッツの出し方がマニュアル通りでなかったため,当該FAをそのフライトから降ろし,その結果フライトが遅れました.しかも,この幹部は大韓航空社長の娘で機内サービス担当というおまけつき.幹部はその後辞任しましたが,怒声が激しく,安全に影響があった (??) として韓国運輸省が大韓航空への罰金処分を視野に捜査するという騒ぎに発展しました.
なお,風が吹けば桶屋が儲かる式に,その後韓国でマカダミアナッツの売り上げが急増したというこぼれ話もあります.
もうひとつの隣国中国からは,タイ・エアアジア機内の騒ぎ.バンコク発南京行きのチャーター便で,2人一緒に座れなかったことを不満に思った中国人カップルの一方が,FAにお湯と機内食の麺を投げつけやけどを負わせたのだそうです.航空会社と客は穏便に事を済ませることで決着したようですが,おさまらないのが中国の観光局.「中国人のイメージを傷つけた」として厳罰に処する方針だそうです.なんとツアーをアレンジした旅行会社も「適切なマナー教育を怠った」として処罰される可能性があるとか.


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4 thoughts on “我らが隣人の振舞

  • shoji

    日本でもかなり報道されており、関心の高さがうかがえます。
    いかにも韓国的で、驚きも感じませんでしたが、この手の輩はきちんと法に則って罰したほうが良いですね。それができるかどうかに関心があります。
    40才にもなる娘に対して教育が悪かったという父親のコメントも韓国的です。父が娘に対してのコメントなんですよね。これっておかしい。
    社長が自社の役員の不適切な行為に対してのお詫びと処罰のコメントではないというのが、奇異です。文化の違いといえば文化の違いですが、社長のコメントには甘えを感じましたし、そもそも見ている方向が違う。そう感じました。

  • tak-airtravel

    shojiさん
    コメントありがとうございます.日本でも大きく報道されているんですね.
    罰するとするとどの法律でしょうね? 運輸省が言う安全より,むしろ運航に関する機長の権限を無視した越権行為でしょうか.一般乗客がやったら大韓航空から損害賠償を請求されそうですが,テロに敏感なアメリカの警察でも事情を聞いて放免しそうな気がします.
    確かに,役員の行為に対して父親としてのコメントをするのは不思議で,まさに会社を私物化しているような印象を受けました.
    ただ,アメリカの航空会社の役員もこのくらいサービスに熱心だといいのにという気はします(笑).

  • たくちゃん

    中国では離陸前に換気したいと非常口を開けた乗客もいたそうです。小型機の翼上にある、開けてもスライドの出ないタイプだそうです。乗務員に注意されて、非常口を閉めて、そのまま離陸したそうです。

  • tak-airtravel

    たくちゃんさん
    面白い(?)情報ありがとうございます.非常口を開けるとはかなり想定外の行動です・・・ スライドの出ないタイプでよかったなどと安心している場合ではないですね.非常口って普通のドアと同じように開ければ閉めるだけでいいんでしたっけ? 中国政府は海外でのマナー啓発に躍起のようですが,かなり必要のようです.