リクライニング続報


リクライニングを巡る乗客同士のけんかでユナイテッド・アメリカン機がダイバート騒ぎを起こしたところですが,その後デルタ便でも同様の事件が発生し,ついに三冠 (?) を達成してしまいました.
ある乗客がトレイテーブルに頭を載せて寝ていたところ,前の乗客がリンクライニングしてシートの裏が頭に当たったのに驚いて騒ぎ始め,最寄りの空港に着陸するよう要求したのだそうです.騒いだ乗客は結局無罪放免となりました.
1件だけなら偶発的な事件と考えられなくもありませんが,3件も続くとなると,航空会社としてもダイバートに伴う費用が気になるところでしょうし,何らかの対策を考えてもいい頃でしょう.せめて,FAの指示に従わなかった乗客や,騒ぎを大きくした乗客への費用請求でもあれば抑止力になりそうです.
ちなみに,アメリカのLCCの一つ Spirit Airlines はシートピッチ28インチ (米系の標準は31インチ) で,初めからリンクライニングできません.これがソリューションとして広がることだけは避けたいところですが.

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