座席のリクライニングの話です.こうしてみると空の旅には悩みが尽きませんね.倒すときのマナーなど語り尽くされていると思いますので,ここでは珍事件の紹介と私の習慣を書くだけにとどめます.
最近,ユナイテッドのニューアーク~デンバー便でリクライニングを巡る乗客どうしの争いのためにダイバートするという事件がありました.それで初めて知ったのですが,アメリカではなんと Knee Defender なる製品が20ドル程度で売られているのです.トレイの両脇を支えるバーにこれを差し込み,一番下までずらして固定すると,前の席がリクライニングできなくなるという仕組み.
問題のユナイテッド便では,後席の男性客がこれを使ったのに対して前の女性客が抗議.FAも Knee Defender をはずすよう指示しましたが,男性客は拒否.これに怒った女性客が男性客に向かって水をぶっかけたことで,シカゴへダイバートと相成りました.2人ともエコノミープラス席でしたから,後方の乗客からすれば「何を贅沢な」といったところでしょう.なお,ユナイテッドでは Knee Defender の使用は禁止されているそうです.
変わった事件だなあと思っていたら,なんと数日後にアメリカン便でもリクライニングを巡る争いからダイバートに至りました.
私はというと,脚は短いし,エコノミープラス相当かファーストに座れる場合がほとんどなので倒されて困ることはあまりありません.ただ窓側のことが多いので,前列通路側の人がリクライニングすると通路に出にくくなるという問題はあります.
自分で倒す方に関しては,昼間のフライトではほとんどやりません.また夜のフライトでファーストなら,リクライニングが制限されていないことを確認の上,気兼ねなく倒せるように最後列を選ぶことが多いです.
『Knee Defender』とは、なかなか厄介なシロモノですね。
水をぶっかけたのはいただけませんが、座席を倒したい気持ちも、座席を倒れされたくない気持ちもわかります。
このKnee Defenderは今後もっと大きなトラブルになる可能性がありますね。
これは強烈なグッズです!
アメリカでは飛行機が公共交通機関として根付いているので、こういったものが開発されるのでしょうね。
日本ならでは電波ジャマーとかいう、携帯の電波受信を邪魔させる機械のようなものがあるみたいです。
主に電車の車内で通話している客に使うようです。
こういった実行力の持ったアイテムの使用と、その結果というのは面白いものですね。
shojiさん
座席を詰め込んだことで空の旅が大衆化したという背景もありますから,費用と快適性をどこで妥協するかですね.周囲への配慮があれば少しマシになるかもしれませんが,日本はともかくアメリカで期待するのは難しいですし・・・ LCCの中にはそもそもリクライニングできないようにしているところもありますし,Knee Defender を禁止する航空会社が増えているようです.
makomakoさん
アメリカではときどき予想外のグッズが売られていますが,これには驚きました.自衛策なんでしょうが,他人の権利を侵害しているといるとも言えるので,微妙なところですね.
アメリカ人はしゃべりたい人ばっかりですから,電波ジャマーははやらないでしょうね(笑).
tak-airtravelさん、こんばんわ。
日本でもニュースで話題になっていました。
そんな商品がアメリカではあるのか!!と驚いてしまいましたが
tak-airtravelさんがお知りでないとなると、
そんなにメジャーじゃないのかな?
え~日本じゃありえないだろう!!とも思いますが、
乗ったことはありませんが、米系エアラインは、座席を
結構詰めているので、無きにしも非ずといったところでしょうか。
タヌキ猫でした。
タヌキ猫さん
日本でもニュースになっていましたか.UAもそうですが,一応禁止している航空会社が多いようなので,本来なら見かける機会は少ないはずで,知る人ぞ知るツール (?) だったと思います.
日系では席が前にスライドするタイプが増えてきているようなイメージがあります.そんなシートだと使えないし,使う意味もありませんね.おっしゃるとおり米系の一般エコノミーはどんどん狭くなっていますが,今回の事件は広いはずのエコノミープラスで起こったので,ますます???です.