ハムレットシリーズ第3弾は,手荷物を預けるべきかどうかです.(参考:第1弾,第2弾)
旅慣れていると荷物をコンパクトにして絶対に預けない,という人も多いと思いますが,日本は預ける習慣ができているのかローラーボードを持ち込む人は少ないような印象があります.アメリカだと平会員は預けるのが有料なのでなるべく持ち込もうとするし,無料のはずの上級会員はなくされたり出てくるのを待ったりするのを嫌って持ち込むので,結局猫も杓子も持ち込むことになり,搭乗に時間がかかる一因になっています.これを解消するには,無料にするだけでなく手荷物ハンドリングの信頼性を高めなければならないと思うのですが,なかなか難しいようです.
私も,特にアメリカではロストバゲージが多く,優先タグが効かないこともしばしばなので基本的には預けないのですが,預けたいなあと思うこともときどきあり,誘惑に負けて(?)預けてしまうこともあります.
預けるメリットは,第一にはもちろん空港内の移動が楽なことです.上級会員特典でタダで積み替えてくれるのですから,本来であればこれを利用しない手はないはずです.
搭乗時のストレスも減ります.ローラーボードを持っていると,オーバーヘッドスペースが空いているうちに乗らなければと焦りますが,バックパックだけなら直前 (正確には出発15分前) の搭乗で構わないわけです.
どういうときに預けるかというのは一概には言えないのですが,だいたい以下のような状況だと預けることを考えます.
- バルクヘッド席のとき.この場合は荷物入れにバックパック分の収納スペースも必要なので,スペース確保がさらに大変になります.
- 長いトランジット中に空港外へ出るとき.こういうときは無料ロッカーとして使えます.
- 最後のフライトが小型機のとき.特に帰りに多いのですが,こういう場合は持ち込んだとしてもゲートで荷物を預けなければなりません (到着したゲートで返してくれますが).また,小型機であれば最後に出てきたとしてもそんなに時間はかかりませんし,荷物が遅れても帰りなら影響はほとんどありません (むしろ自宅まで運んでくれるので楽).
- 信頼できそうな航空会社のとき.日系ならちゃんと運んでくれそうだし,万一なくされてもきちんと対応してくれそうですが,ご存知の通り世界にはそうでない航空会社もあります.なお,デルタやUSエアウェイズはiPhoneアプリから荷物の状況を確認できるので比較的安心して預けられます.
逆に絶対に預けないのは以下のようなときです.
- 弾丸旅行の往路.途中でロストされると,届く頃にはすでに帰路についていたりするので.
- 乗継時間が短いときや,到着後すぐ用事があるとき.
- 途中でローラーボードの中身が必要なとき (ラウンジでシャワーを浴びたいときなど).
- 天気が悪そうなとき.遅延・キャンセルで振替になった場合,荷物を預けてあると面倒なことになります.
今までロストバゲージに遭ったことは数回ありますが,帰りだったりしてそんなにひどい目にあったことがないので,よく飛ぶわりには預けるのに抵抗がない方かもしれません.
私の場合、日本の国内線では、預けなければいけないサイズで無い限り預けません。
かといって、預けるのが嫌でも無いですね。日本国内線は割とすぐ出て来ます。唯一嫌いなのはX線検査がカウンターの前に設置されていて、そこが混むことです。
そのフローがとても嫌いですね。
国際線の場合は極力全部預けてしまいます。
もちろん無くされたくく無いものは外に出して、ですが。
実際に何度か無くされたことがありますが、航空会社によっては補償金をしはらいますし、幸いカードの付帯保険に「航空機寄託手荷物遅延補償」が付いていますので、返却日がすぐでなければ買うこともできます。
まあ、何度も請求していたら詐欺を疑われますが。
SQには何度もなくされているのですが、その後のフォローマニュアルがなかなか良く、保証金もしかるところですが、見つかれば、その時点で飛んでる機内であろうが発見と、状態の報告、到着日を知らされます。
ただ人的なサービスは日本人が満足するものでは無かったですね。
また、持ち込み手荷物の上級会員は7kgx2等のルールを知らない人が多く、説明しても信じない人が多いので、多くは極力持ち込まない様にしています。
先日の例ではNZでやられました。上級会員が〜と説明したんですが、無料で預かるからと持ってかれました。
その場合はありがた迷惑ですね。
makomakoさん
日本は国内線でもハンドバッグ1つで乗っている人が多くて,搭乗がさくさく進んで気持ちがいいと思います.到着したらすぐに出てきますし,預けるのに抵抗はあまりなさそうですね.日本に限らず,アメリカ以外は預けるのが普通という認識があるような気がします.
ローラーボードでも持ち込み手荷物を量られたことはないんですが,そんなこともあるんですね.そっちの制限は意識したことがありませんでした.