「押すべきか押さざるべきか」の続編です.
飛行機の座席は窓側か通路側かと聞かれたら,私は断然窓側派です.もちろん外の景色を見たいからで,外が見えないのに飛行機に乗る意味はないとさえ思います.まあ,ほとんどの人はある地点から別の地点への移動のために乗るわけで,本質ではないと言われればその通り.実際旅慣れた人は通路側を好むようです.
それはともかくとして,ご存知の通り飛行機の窓にはシェードが付いていて開け閉めする (787の場合は透明度を変える) ことができます.で,なぜか出発後の食事が終わると昼夜を問わずシェードを閉める習慣になっていて (特に国際線),閉める役目は窓側席の人が担うことになっているようです (寝ているとFAが閉めに来る).理由として言われるのは
- 寝たい人がいる
- 明るすぎるとIFEのモニターが見づらい
ということですが,外が見たい人にとっては到底承服できない理由です.
- 寝たい人は個人用のシェード (=アイマスク) を使えばよい
- 明るい機内で見えないモニターを採用する航空会社が悪い
- そもそも通路に出にくい不便を覚悟の上で窓側にしているのだから (ファーストと一部ビジネスクラスを除く),シェードの開け閉めぐらい好きにさせて欲しい
と声を大にして反論したいところですが,多勢に無勢ではそんな勇気もなく (よほど小さな機材でなければ窓側でない人の方が多い),まずはおとなしく閉めることになります.
さて,そうなるとますます窓の外が気になります.フライトマップによれば今**山脈の上空を通過中で,晴れていればきっとすごい景色が見えているに違いない,などと考え始めるとおちおち寝ていられません.
ところが.我慢できずに一瞬シェードを上げかけたところで,熟睡しているらしい隣の人が起きてしまうのではないかと躊躇してしまうのです.ごくわずかな隙間から差し込む光が暗い機内に慣れた眼に突き刺さり,ますます開けにくくなります.
窓側席に座っているんだから好きなときに開けていいはずだという思いと,周辺の人をみんな起こしてしまったらどうしようという罪悪感の狭間でいつも葛藤があるのですが,皆さんはいかがでしょうか.結局,いつも遠慮がちに少しだけ開けてすぐ閉める,というあたりで落ち着くわけですが.
同じ窓側でも直射日光が当たるかどうかでずいぶん違うので,なるべく太陽の反対側の窓側席を選んで影響が小さくなるようにします (その方が景色がはっきり見えるという理由が主ですが).さらに787の窓は暗くしていても少し外が見えるので,あまり悩まずにすむようになりました.十分暗くならない,という意見もあるようですが,私はすべての機種に採用してほしいと思うくらいです.
激しく同意です。
北側になる窓を選択するのも、良く分かります。
ホテルでは無いのですから、睡眠はアイマスクでコントロールすべきです。
だいぶ昔って、エコノミーでもアイマスク付いてたりしませんでしたっけ?
空の中を飛んでいる感覚を体感するのがフライトの醍醐味かと。
アメリカ大陸を横断しているときなど、日中も夜間も楽し過ぎました。(takさんは飽き飽きでしょうが)
そう言う意味では、787の窓は確かに最高ですね。
お好み焼きは広島風さん
同意してくださる方がいて安心しました(笑).
今でも一部航空会社はエコノミーでもアメニティがありますね (数年前のSQは確かそうだったような・・・アイマスクが付いていたかどうかは覚えていませんが).
普通の景色もいいんですが,特にこれから着陸する空港を見つけると得をした気分になります.
> アメリカ大陸を横断しているときなど、日中も夜間も楽し過ぎました。(takさんは飽き飽きでしょうが)
いえ,未だに窓にかじりついています(笑).アメリカは広いので景色の変化はゆっくりですが,幅が広いですね.
旅行中や船では、スマホのGPSで行程を記録するのが好きです。
でも、飛行中ではGPS受信できないんですよね~。
takさんは、GPSで現在地や、周囲の状況を知りたいと思ったことはありませんか?
もちろん、客席のディスプレイには表示されるのですが、大まか過ぎるので、確認したいのです。
ま、記憶やカメラで記録しておいて、地上でGoogleマップで答え合わせするのも面白いのですが。
お好み焼きは広島風さん
なるほどGPSですか・・・ それならかなり細かく場所がわかりますね.フライトマップの詳細度は各社いろいろで,細かいところまでわかるところもあります.
アメリカ国内線でWiFiつきだと FlightAware をずっと出しています.自由に拡大できますが,10分(?)ぐらいの遅れがあるので後で確認することになります.