遅延の理由としては天候や機材故障が一般的ですが,これらは安全にも関わるのでまだ諦めがつきます.乗務員の勤務時間超過も,広い意味では安全関係といっていいでしょう.しかし,ときには不満のやり場がないような馬鹿馬鹿しい理由で遅延することもあるようです.
仕方ないけどなんとかならないのか,と思うのが乗務員がいないという状況.急病ならともかく,渋滞にはまったとかいうのは笑うしかありません.
乗客にはばれないこともありますが,機材故障に遭った別のフライトに機材を奪われ,自分のフライトが遅延する場合があります.突然のゲート変更と遅延がセットになっている場合は,だいたい奪う方か奪われる方かどちらかです.私は自分が奪う方になったことがありますが,奪われた方だと故障したのが自分のフライトでもないのになぜこんなとばっちりを・・・と思うのも無理はありません.
ノーショーで荷物を降ろさなければならなくなったというのも,何があったのかは知りませんが困ったものです.私はこれを何度か経験していますし,先日は似たようなケースで乗客の1人に突然不幸があって降りることになった,というのがありました.当人には気の毒ですが他人を巻き添えにしないでほしいとも思わないではありません.このときは30分程度の遅延で済み,後の乗継もなかったのが幸いでした.
滅多にないけど下手をすると影響が大きくなり,振替もままならなくなるがシステム障害です.私は何年も前にユナイテッドとコンチネンタルの合併過程でシステム統合のトラブルや重量計算システムのダウンに遭ったことはありますが,それ以降は危うくアトランタ空港の火事の影響を被りそうになったぐらいです.
FlyerTalkのスレッドにはもっと馬鹿馬鹿しいのが出ています.
- 出発前に乗客が携帯電話をトイレに落とした.自業自得なので放っておいて出発してしまえば良さそうなものですが,バッテリーがあるので取り出さないといけないのだそうです.すると,フライト中に落としたらダイバートするのでしょうか!?
- ドアクローズ直後に誤って脱出シュートを出してしまった.
- 故障を修理するためのパーツを他空港から空輸することになったが,肝心のパーツを積み忘れた.
- ケータリングトラックが機体にぶつかった.このスレッドだけで数件ありますので,意外と多い!?
皆さんは何かありますか?