月曜日はいつもニュースまとめですが,先週はマイル・ポイントに関する大きなニュースがなかったので小ネタで.もとはFlyerTalkに上がっていた話題です.もちろん,政治の話ではありません.
飛行機の座席の選び方として大きく窓側派と通路側派に分かれますが,さらにその中で右側か左側かという選択肢もあります.
私は窓側か通路側かと言われると圧倒的に窓側ですが,左右は太陽がまぶしくない方で選ぶことが多いです.つまり,北半球であれば東へ向かうときは右側,西へ向かうときは左側ということになりますし,ほぼ南北に飛ぶフライトであれば時間帯により変えます.しかし,これだけでは決められないことも少なくありません.
- 夜間のフライトでは太陽は関係ない (でも夜景を見るために窓側にすることが多い)
- 正午を挟んで南北に飛ぶフライトは途中で入れ替わる
- 東西を結ぶフライトでも大圏航路の関係で進行方向がフライト前半はやや北寄り,後半はやや南寄りになるので,夏などは太陽の方向が入れ替わる
- 朝焼け・夕焼けはまぶしくなく,きれいなので太陽の方を向いていてもよい
どちらでもいいという場合の決め手はいろいろあります.
まず,1-2とか2-3のように左右の席数が違うときは当然ながら少ない方にします.これはもしかしたら太陽の方向よりも優先度が高いかもしれません.
あとは離着陸のときにどちら側の景色が面白いかで決めることがあります.例えばLAXへのアプローチはほぼ100%東側からなので,右側の方がダウンタウンが見えます (特に絶景ではありませんが).シカゴ・オヘアへ東から着陸するときは左側です.ラガーディアに南からアプローチする場合は左側からマンハッタンがよく見え,さらに31番滑走路へ有視界で着陸するときは左へ急旋回します.ただしLAXほど確実なのは例外的で,通常は風向きで変わるので当日の運次第ではあります.
フライト中の快適さを重視するなら,利き腕側のスペースを考慮してもよいかもしれません.上級クラスではあまり関係ありませんが,エコノミーの場合は機体のカーブによる空間も貴重です.右利きの私の場合,やはり飲食やスマホの操作に右手を使うことが多く,右側の窓側席に座る方が肘周りのスペースに余裕があるような気がします.通路側なら逆に通路に多少はみ出てもよい左側がよさそうです.
まれに,左右でサービスが違いそうということで選ぶことがあります.ワイドボディ機でビジネスクラスの食事の注文を取るとき2人のFAが左右の通路を同時に聞いていくことが多いですが,1人で左前から取っていく場合もあります.そうなると,右側の後ろの方に座ろうものなら選べるのが最後の最後になってしまいます.あとは,アメリカンのアジア路線のビジネスクラスでは左通路をパーサーが,右通路をバイリンガルのアジア系FAが担当することが多いのですが,アジア系FAの方がサービスがきめ細かいような気がします.
私も窓側席派で、選び方もTakさんと同じ感じです。
年10往復程度している日本=欧州路線では、どちらも北極側をチョイス。
特に復路はオーロラ狙いなんですけど、見れたのは過去1度だけ。
1月にアイスランドでオーロラ見てしまいましたので(機内で見えたものはオーロラとは言えないレベルでした)、朝着の便で南側の景色でも見ようかなと思い始めています。
Rさん
なるほど,オーロラですか.考えてみれば日本〜アメリカは必ず夜になるのでチャンスはあるはずですが,見たことがないです.
確かに,同じ側ばかり座っていると同じ景色しか見えないという弊害はありますね.
フライトレーダー24でフライト検索、それでプレイして昼夜の具合を確かめてから座席指定していました。しかし1年ぐらい前からでしょうか?時間帯からUTCから変更できずに昼夜具合が分からずに座席指定をしています・・・。眩しいと景色も楽しみにくいし、周囲から「シェード下せよ」のプレッシャーを感じる時もありますしです。。。
AWARD FLYERさん
フライトレーダー24は盲点でした! 確かに,想像で選ぶと意外とまぶしくてあれっということがあります (笑).しかしダメになってしまったんですね・・・
ロングホールフライトだと昼間でも左右を問わず「シェード下ろせ」圧力がかかるのは何とかしてほしいと思います.
Tak san
右か左か ですか。まずは沢木耕太郎氏の本を読みながら決めたりしますね。(笑)
シート残席がどちらかといえば多めに残っているエリアの(静かであろう?)、また窓側から選びます。
フライト時間を考慮しながら、夕日の日差しが強い時間帯は 事前にそれらの席をさけますね。
同行者がいる場合、できるだけ前後の埋まっていない配列を選びます。
まあいろいろ選んでも、ここ最近はどういう訳か、米国内線では、95%に近いレベルでほとんどの座席が埋まっているケースが多くなってきています。次回アンカレッジ経由の際には、北極側?を押さえてみたいと思います。
NWエリアさん
なるほど,本ですか.しかし,さすがの沢木さんも全路線を飛ばれたわけではないでしょうね (笑).
空いているエリアを選ぶというは確かにありですね.その場合,だいたい後ろの方になることが多い気がします.おっしゃる通りアメリカ国内線は最終的にはほぼ満席になることが多いので役に立ちませんが,海外エアラインでは結構隣が空席のままだったりします.
私も基本的に太陽の陽が直接当たらないよう、順光となるように太陽と逆側の席を指定しますね。
Rさんの言われるオーロラは観た事が無いので、ますますチャレンジしたいです。
機種がボーイング787の場合、液晶?サンシェードは、
一番暗くしても外の景色が確認できるので逆光でもチャレンジする価値がありますね。
お好み焼きは広島風さん
はい,787はその点がいいですね.窓そのものも他機種より大きいようですが,上に伸びているので景色を見るにはあまり効果がないような気がします.偵察機のように下の方にあればよく見えるのですが (笑).
Takさん
僕が景色にこだわりたいのは成田-伊丹間で、往復とも左側の窓です。
伊丹行きの場合は大阪市中心部や大阪城までよく見えることが多く、線路や道路まで地図と同じ(あたりまえ!)で、昔僕が住んでいた上も飛んで、久しぶりの日本と言うこともあってと興奮度はMaxです。
伊丹発の場合は昆陽池の日本列島をみて、あっという間にセントレアが見えて、富士山が見えたかと思うともう成田。
他の人にはわかってもらえないかもしれない、独りよがりのコメントですみません。
大阪球場さん
そういえば伊丹もほとんど南からのアプローチですね.東から伊丹へ行くときには「太陽ルール」で右側を選ぶことが多いのですが,今度は左側にしてみます.
いずれにしても,飛行機でも1時間ぐらい景色が変わらないアメリカと違い,日本は変化があって楽しいですね.
ご無沙汰しております。橋賀秀紀氏の座席に関するコラムがありましたので参考までに。もしかしたら筆者もFlyerTalkの話題をヒントに書いたのかもしれません。
http://bunshun.jp/articles/-/6993
sabana_grandeさん
FlyerTalkのスレは2月半ばでしたから,そうだとするとずいぶんタイムラグがありますね (笑).左側の方が格上かどうかはわかりませんが,列のA/B/C・・・が左側から始まるのも含め,船が接岸する側から決まっているのは間違いないでしょうね.