ダイバートの理由 2


ダイバートの理由といえばおそらく天候が最も多いと思いますが,予報の精度が高まって最近は減っているかもしれません.だいぶ頻度が下がって急病人,さらに少ないのは事故で空港が急遽閉鎖された,でしょう.領空通過申請をちゃんと出していなかったブリティッシュエアウェイズ機は結局引き返しましたが,一時はダイバートの可能性もありました.

まれに出発時にわかっているダイバートもあります.広義ではこれも天候になりますが,強い向かい風などで燃料が不足するというのは冬の大西洋線でときどきあるようです.遅延でパイロットがフライト中に勤務時間切れになる場合,途中のハブ空港に寄ってクルーを替え,そのまま続行するというケースもあります.もっとまれには途中でデッドヘッドの乗務員をピックアップするというのも過去にはあったようです.

先日ユナイテッドで変わった理由によるダイバートがありました.ロサンゼルス→シドニー便が,フライト最中に急遽もっと遠いメルボルン行きになったのです.シドニーの天候のせいではありません.実は,同日のメルボルン便が急病人のためホノルルにダイバートし,メルボルンからの折り返し便の機材がなくなってしまった一方,シドニーにはキャンセルをカバーするための臨時便を担当した機体が余っている状態でした.そのため,シドニーではなくメルボルンに行かせればキャンセルしなくて済む!と天才的?なアイデアがひらめいたようです.

メルボルンからロサンゼルスに行こうとしていた人たちはラッキーですが,思わぬとばっちりを受けたシドニー便の乗客は当然カンカン.しかも,ダイバートが決まってすぐ振替便を手配すればよかったのに,到着してからカンタスのカウンターに並ばされたそうで,手際の悪さが怒りに拍車をかけました.


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2 thoughts on “ダイバートの理由

  • NWエリア

    サッカーでいえば、やや不利な局面で、MFからファンタスティックなパス/アシストを、フォワードラインがゴールを決められなかったというようなシーンで、サポーターが怒りだしたというような感じでしょうか。(笑)UAにしては、Un-Unitedなアレンジメントでしたね。

    • tak Post author

      NWエリアさん

      おっしゃるとおり,UAにしては珍しくナイスリカバリーになりかけたところで,最後はやはりUAだったというオチですね.