飛行機にまつわる伝説 6


空いているフライトはキャンセルされる?

乗客があまりに少なく利益の出ないフライトはキャンセルされる,というまことしやかな話があります.実際には,フライトを1つキャンセルすると影響がどんどん伝播していくので,乗客が少ないというだけの理由でキャンセルされることはありません.同じ機材の次のフライトは満席かもしれませんし,クルーも必要です.

ただし,悪天候などで一定数のフライトをキャンセルしなければならない事態になったら,影響を受ける人が少ない,つまり乗客の少ないフライトからキャンセルされる可能性はあります.

身なりを良くすると無料アップグレード (OpUp) をゲットしやすい

空港でチェックインするときに座席を割り当てていた時代はそうだったかもしれませんが,事前座席指定・オンラインチェックインが当たり前の現在はだいぶ事情が変わっています.私の経験では,OpUp対象者はステータス・運賃で事前にほぼ決まってしまっています.

航空券は早く買うほど安い

安い運賃ほど事前購入の制限が厳しいし,運賃クラスの低い方から埋まっていくので,フライト日が近づくと高くなっていく傾向は確かにあります.しかし,1年近く前と3~4ヶ月前の運賃を比べたときに前者の方が安いとは必ずしもいえず,むしろ高いことの方が多いような気がします.フライトの1年近くも前に航空券を買うのは,クルーズのように必ずそのときにそこへ行かなければならない人なので,航空会社としても高い運賃を吹っかけることができるのかもしれません.また,直前になって空席の多いフライトでセールをすることもよくあります.

特典航空券は11ヶ月前に取らなければならない

これも,特に上級クラスに関しては直前になって余っている席を特典用に開放する傾向があります.航空会社としても,特典で取られてしまって有償客を断る羽目になるよりも,有償客はもう期待できないという時期になって開放する方が理にかなっています.ルフトハンザのファーストクラスはその典型例で,どんなに空いていても2週間前にならないと開放されません.キャセイも数日前に開放されることが多いようです.


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6 thoughts on “飛行機にまつわる伝説

  • Jun@SJC

    1番目ですが・・・リーマンショックの直後でガラガラだったころ、UAのSFO-NRT便は1時間の間隔で2便飛ぶスケジュールだったので、よく2便を1つにまとめるのはやってました・・・

    • tak Post author

      Jun@SJCさん

      なんと,そんなことがあるんですか・・・ おそらく機材もクルーも単純往復の繰り返しなので,あまり影響がなかったんでしょうね.

  • Tom

    Jun@SJC 似たような話ですが、NRT発のTG便 日に2本あるのを、A380で運行のほうにまとめるのは複数回見ています。
    運べる量からみてA380のほうをキャンセルは無理でしょうし、機材を考えると往復の一方だけキャンセルってこともできないでしょう。タイムテーブルや機材の動きを注意深く見ていればこの手のは予測がつきそうです(一般的な乗客には酷ですがw

    • tak Post author

      Tomさん

      私が知らなかっただけで,結構間引きがあるようですね (汗).ある程度前にわかっていれば対応できますが,前日あたりに急に言われても困りますね.特にBKKから乗継があると大変なことになりそうです.

  • lulu

    昨日のMH便SIN-KUL、1週間前にオペレーションの都合でと、1便早い早朝便に繰り上げられてしまいました。おかげでチャンギを午前6時40分発となりました。乗客少なかったからかどうかは不明です。機内は9割くらい埋まってました。ちなみに往復で1万円くらいでした。

    • tak Post author

      luluさん

      1週間前ということは,機材かクルーのスケジューリングの可能性が高いと思います.米系某社では,一時期月末になると1ヶ月の最大乗務可能時間を超える人が増えて,やりくりがつかなくなることが多かったとか・・・ しかし6時40分はキツイですね!