シンガポール航空のA330型機が雷雨の中を巡航中,両エンジンとも停止して1万3千フィートも高度を失うという事故がありました.幸いエンジンを再始動することができ,無事目的地に着きました.
かなり恐ろしい話ですが,One Mile at a Timeに寄せられた乗客の体験談によると,なんと機内ではエンジン停止に気づいていなかったのだそうです.ゆるやかな降下が始まってIFEが消えて静かな感じはしたけれど,エンジンが止まったとは思わず,乗客も特にパニックに陥るようなことはなかったとか.確かに降下のときには普通でもエンジン音がかなり静かになりますし,言われなければ意外と気づかないものなのかもしれません.
そのまま目的地まで飛行を続けたというのもびっくりですが.