航空会社による座席幅の違い


座席の快適性というと普通は前後の距離 (ピッチ) が話題になりますが,座席の幅も航空会社によってずいぶん違います.同じ機種でも,横の列数が航空会社によって違うことがあるからです.
例えば,話題の787のエコノミークラスを見てみましょう.JALは2-4-2,ANAは国際線用が同じく2-4-2,国内線用が3-3-3となっています.ANAの国内線でエコノミーに乗ったことがありますが,777よりやや狭い胴体幅に横9列はやはり窮屈な感じがして,国際線は厳しいかな,という印象でした.ところが,ユナイテッドは国際線・国内線の区別なく,全機3-3-3となっており,体の大きいアメリカ人にはかなり不評のようです.
777も航空会社による違いの大きい機種です.今までは横9列で2-5-2と3-3-3が主流でしたが,ANAの一部の777-300ERは2-4-3と面白い配置になっています.さらに,最近はジャンボの1階席と同じ横10列詰め込む航空会社が増えてきました.エミレーツが先鞭をつけ (たぶん),ニュージーランド,エアカナダ,アメリカン (今後納入される777-300ER) なども採用しています.どんな感じなのか体験したことがないのでなんとも言えませんが,それでもエミレーツの評判が全般的に良いことを考えると,意外と気にならないのかもしれません.
ビジネスクラスは座席が斜めを向いたりしているので単純な比較は難しいです.ただ,ユナイテッドの777 (旧ユナイテッド機) が2-4-2と,ジャンボの1階席と同じなのはちょっと詰め込みすぎの感があります.昔のリクライニングシートは2-3-2だったので,フルフラットにする代わりに幅を狭くしたわけです.
ファーストクラスは,ジャンボの機首部分を除き,国際線用のワイドボディ機ではほとんどが1-2-1の配置だと思います.いずれにしてもよほどの巨漢でない限り問題ないほどの幅がありますので,クッションや収納など細かいところで差がつきます.ただキャセイの777だけは1-1-1と1列少なくなっており,全体的にゆとりがあります.

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