諸外国のトップラウンジとは違い,アメリカの空港のラウンジで食事をしようとすると,ごく一部の例外を除き落胆することになります.あまり期待しないで入った方が幸せになれるでしょう.
米系航空会社ラウンジ
同じ航空会社なら,食事はどの空港でもほぼ同じ内容です.
デルタは比較的ましで,朝はベーグル・シリアル・ゆで卵・フルーツサラダ,昼・夕食時間帯はサラダ・オリーブ・チーズ・ディップ・スープ (2種) などが出ています.
ユナイテッドは最近ラウンジの食事を増やし,デルタより少し劣る程度になっているようですが,私は食べたことがありません.
アメリカンはUSエアウェイズからスープを輸入してきて少しましになりましたが,現在米系では一番内容が貧弱だと思います.
アラスカ航空は朝のパンケーキ焼き器が有名.夕食時間帯には行ったことがありません.
なお,アメリカン・ユナイテッドのファーストクラスラウンジは,温かい食事・サンドイッチなど種類がわりと豊富です.こちらはJFKのフラッグシップラウンジ.このときはあまり食べる気がありませんでしたが,もちろんほかにもいろいろ出ています.
センチュリオンラウンジ
アメリカのラウンジで唯一気を吐いているのが,アメックス運営のセンチュリオンラウンジです.アメックスプラチナ保有者であれば利用でき,日本発行でもOKのようです.現在サンフランシスコ,ラスベガス,ダラス,マイアミ,ラガーディアにあり,温かい食事も豊富で,まともな食事ができます.
米系以外のラウンジ
本国のラウンジではすごい食事を出すところでも,アメリカでは競争の必要がないためか食事の質がガクンと落ちることが多いです.サンフランシスコのシンガポール航空ラウンジはずいぶん前に行きましたが食事はひどかったですし,JFKのブリティッシュエアウェイズラウンジもヒースローのものとは比べるべくもありません.その中でも食事に手を抜かないのに感心したのがヴァージンアトランティックで,ニューアークもワシントン・ダレスもちゃんとしたレストランがあり,なかなかでした.
カードラウンジ
プライオリティパスなどで入れるラウンジはいまいちなことが多いのですが,JFKのターミナル4にある Wingtips Lounge はまあまあでした.
The Club at SJC (サンノゼ) も悪くはありませんでした.
The Club at SJCは、ANAを誘致して「International Airport」の看板を守りたいサンノゼ市・空港が設置した、という珍しい?成り立ちのラウンジですね。
ビジネルホテルの朝食並みのホットミールに加えて、お酒が無料、というのがアメリカのラウンジにしては珍しいですね。
日清のカップヌードルも密かに人気です。
おかげで?この6月から北京直行便も開設されて、市の担当者は大満足じゃないでしょうか。
Jun@SJCさん
お返事遅くなりましてすみません.ようやく文明社会に帰ってまいりました (笑).
国際線誘致のためにラウンジをオープンするというのは面白いですね.確かに重要なアメニティではあります.今は米系各社ともスープぐらいは出すようになりましたが,私が行った当時はまだ珍しかったと思います.お酒は,安いビールやワインならどこも無料なので質が問題ですね.