家族と一緒に座りたいから席を替わってくれと言われることがたまにあります.航空会社によっては調整してくれるところもあるようですが (JALでチェックイン時に替わってもらえないかと言われたことがあります),米系ではほとんどの場合機内で交渉してくれと言われます.
私は1人旅がほとんどなので,替わってくれと頼まれることの方が圧倒的に多いです.よほどの事情でその席が必要というのでなければ,承諾する基準は
- 承諾なしに最初から私の席に座っていないこと (信じがたいことに,たまにいます)
- もとの席より良くなること (私の基準で)
です.
私には経験がありませんが,ものすごくラッキーなのは移動先が上級クラスだった場合でしょう.例えば2人で旅行していて,1人だけアップグレードされたというような場合に一緒に座りたければ,アップグレードを返上するしかありません.
では,その返上されたファーストの席には誰が座るべきでしょうか? エコノミーに残された人の隣にたまたま座っていた人に移ってもらうのが一番簡単だし,大いに感謝されて気分もよさそうですが,無償アップグレードやアップグレード券が多いアメリカではなかなかそうもいかない事情があります.
それはアップグレード待ちリストのトップにいる人の立場です.
実際,ゲートで「1人だけアップグレードできるけど,どうする?」と聞かれて断ると,アップグレードの権利は当然リストの2番目の人に行きます.座席の交換を機内でやったというだけの理由で,厳格な(?)ルールに則って決められたリストを無視するのはけしからん,という意見もわかります.
ただこれも現実的には簡単ではありません.リストのトップにいる人のアップグレードを処理し,新たな搭乗券を該当者に渡す作業はゲートの係員がしなければなりませんが,出発間際の忙しいときにはそれも難しいでしょう.
アップグレードをシステマティックに決めるのも,なかなか厄介なことが多いようです.無償アップグレードが国内線ファーストクラスの質を落とす原因になっているという話もありますから,世界の大多数の航空会社がやっているように,必要なときだけ係員の裁量でインボラアップグレードという方が気楽なのかもしれません.いや,やっぱりある程度見通しが立ったほうがいいかな・・・
承諾なしに最初から私の席に座っていないこと (信じがたいことに,たまにいます)
これ↑意外とする人いますよね!陸も経験ありです。さらに中にはここは自分の席だ❗️と言い張る人もいました。
基本的に陸は席を交換してくださいと頼む側が多いので、出来るだけ失礼にならないように気をつけてはいます。
乗客同士の同意の上での席の交換(エコノミーとプレミアムエコノミー)でも、エアライン側は厳しく注意してくる場合がほとんどです
陸さん
単なる勘違いならいいんですが(私もやったことが・・・),替わってくれることを前提に確信犯で座っているのは頭に来ますね.あと「空いている席に座った」という人もいました.しかもF(国内線)で.サウスウェストじゃないんだから(笑).
別運賃のプレミアムエコノミーだと厳しく注意してきそうです.UAのエコノミープラスでさえ追加料金が必要と繰り返しアナウンスしていますね.