大陸横断路線のバトル


今,アメリカでは大陸横断路線,特にニューヨーク~ロサンゼルス・サンフランシスコ線でバトルが繰り広げられています.この区間は両方にセレブや金融・エンターテイメント系企業が多いので,各社ともお金になる客層を取り込もうと必死なのです.客層で言えば日本の東京~大阪に当たるのでしょうが,距離が長い (フライト時間は5~6時間) だけに,サービスやシートの快適性はさらに重要です.
もちろん,この区間の競争が激しいのは今に始まったことではありません.以前から,ユナイテッドはpremium service (p.s.),アメリカンはFlagship Serviceという名前で,専用の機材を使い,他の路線よりもステップアップしたサービスを提供していました.ところが,両社が機材更新の時期を迎えたのに加え,最近デルタとLCCのジェットブルーが大陸横断用の新機材を相次いで発表したため,今後ますます競争が激しくなりそうなのです.同区間には何かと評判の高いヴァージンアメリカも就航していますが,同社の他路線と変わりはありません.
日本の方が乗る機会はあまりないと思いますので,注目点だけ簡単にまとめると・・・

  • ファーストクラスが残るのはアメリカンのみ
    以前のユナイテッドp.s.にはファーストクラスがあったのですが,新しい機材ではなくなります.

  • ヴァージンアメリカ以外,ビジネスクラス以上はフルフラットシート
    国内線でフルフラットというのもすごいですが,ニューヨーク→西海岸はニューヨーク→ロンドンと同じぐらいのフライト時間になりますので,睡眠は重要です.3時間の時差も意外と効きます.

  • ジェットブルーのビジネスクラスの一部はミニ・スイート!
    基本2-2配置なのですが,2列だけ1-1配置の列があり,この4席は両脇に大きなスペースがあってプライバシー感は抜群です.写真はこちら.もはやLCCとは言えません.

  • プレミアムエコノミーはヴァージンアメリカ,エコノミーはジェットブルーが勝ち?
    各社ともプレミアムエコノミーを提供しますが,シートピッチとアメニティではヴァージンアメリカが少しいいようです.ただエリート会員であれば無料なので,わざわざ航空会社を乗り替えるほどではないと思います.普通のエコノミーのシートピッチは,33インチのジェットブルーに軍配が上がります.

気になる導入時期ですが,アメリカンとユナイテッドは現在機材の更新中,デルタとジェットブルーは2014年春頃の予定だそうです.
追記:アメリカンは来年1月7日からLAX~JFK線で運航を開始するようです.
運賃バトルも始まってくれると,庶民にはうれしいんですが.

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