アメリカのLCC 2


日本でも最近たくさんの格安航空会社 (LCC) が就航していますが,ご存知のようにアメリカはLCC先進国です.規制緩和が始まった1970年代後半から無数の航空会社が誕生しては消えていきました.
LCCに分類される航空会社の中で私が乗ったことがあるのはサウスウェスト,エアトラン(サウスウェストに買収される前),ジェットブルーぐらいであまり経験はありませんが,アメリカで現在も残っているLCCは必ずしも安かろう,悪かろうではないようです.
ジェットブルーは全席にユナイテッドのエコノミープラス並みのスペース (シートピッチ34インチ以上) があり,衛星テレビ (DirectTV) とラジオ (XM Radio) が無料で視聴できます.ソフトドリンクとわりとまともなスナックも無料で配られ,さらに手荷物1個は無料で預けられるとあっては,たまにしか飛行機に乗らない人にとってはどの大手よりも快適だと思います.最近エミレーツとの提携を始め,エミレーツのフライトでジェットブルーのマイルが貯められるようになりました (逆も可能).エミレーツの特典が取れるようになるとかなり大きいですが,まだできないようです.
サウスウェストは,個人的には搭乗方法が嫌いなのですが,全般的には評判が良いようで,サーベイではだいたい上位にランクされます.確かに手荷物1個無料,変更手数料なし,FAがフレンドリーと大手を反面教師にしているような感じで評価が高いのもわからないこともないのですが,ブランドイメージを作るのがうまいだけではないかと私はにらんでいます.
ヴァージンアメリカは路線が限られているので乗ったことがありませんが,評判は非常に良いです.ただ赤字続きなところを見ると若干無理をしているのでしょう.
あとのアレジアント,フロンティア,スピリット,サンカントリーは乗ったことがありませんが,話に聞く限りでは典型的なLCCのようです.
LCCの欠点は,やはりプレミアムクラスがない (あってもしょぼい) こと,路線網が限られていること,マイレージプログラムが面白くないことですね.今後も,やむを得ないときしか乗らないという状況は変わらないと思います.


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2 thoughts on “アメリカのLCC

  • 大阪球場

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    サウスウエスト、確かにイメージ戦略が上手ですよね。実はそんなに安くないのですが、と言うか、競合大手がマッチングしての結果なのですが、手荷物無料を除けば運賃はあまり変わらないですよね。
    時々するバーゲン運賃はやすいのですが、まだ大昔の$29 とかのイメージがアメリカ人の中にあるからでしょうか。
    機体の色は嫌いですが、発想の転換には感心させられます。サウスウエストがなかったら、アメリカの国内線の運賃は結構高止まりしてたかもしれませんね。
    でも、従業員として働くにはかなり魅力的な会社のようです。地上の人の話ですが。僕も働いてみたいですね、正直。

  • tak-airtravel

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    大阪球場さん
    そう,自社販売しかしないから簡単に価格比較できないんですよね.サウスウェストが参入した路線は値下がりするという効果は確かにあるとは思いますけど.
    ただエアトラン買収で規模が大きくなってきて,ちょっと戦略転換が必要になってきたという話も聞きます.予約システムも旧態依然らしいですし.