VDBに4000ドル・ユナイテッドはお咎めなし
ユナイテッドで搭乗拒否を拒否した (?) 乗客が引きずり下ろされた事件をきっかけに,各社ともVDB,つまり任意で搭乗をやめるボランティアへの補償額を増やし,IDBを最小限にする対策を取りました.中でもデルタは補償額の上限を9950ドルに設定し,その影響が注目されていました.
で,早速このほど当日中の後続便に変更するだけで4000ドルを獲得した乗客が現れました.大半の乗客が大学フットボール観戦目的で試合に遅れたくなかったという特殊事情はあったにしても,フライトを約10時間ずらすだけでもらえる金額としては破格です.
一方,ユナイテッドの事件を調査していたDOTは,ユナイテッドに対して罰金などの措置は取らないことを決めました.
アラスカ航空,アエロメヒコとの提携を終了
シンガポール航空との提携開始をアナウンスしたばかりのアラスカ航空ですが,逆に2018年1月1日をもってアエロメヒコとの提携を終了します.予約済みの有償航空券は引き続きアラスカ航空に加算できます.ただアエロメヒコの特典予約はここ2年ほどできない状態だったようで,そちらの影響はなさそうです.一説にはデルタとアエロメヒコがジョイントベンチャーを組むからではないかという話もありますが,そうなるとエールフランス・KLMとの提携も危うくなります.
飛ばずにワンワールドサファイアステータス獲得
ロシアのS7航空が,ワンワールドのサファイアに相当するステータスを月263ドルで販売しています.手荷物・座席指定が無料になったりしますし,JFK・シカゴではアメリカンのフラッグシップラウンジを使えるので,利用予定が集中する月にスポット的に購入するのはありかもしれません!?
この話題、カレッジフットボール界だけでなくこちらでも話題になっていたんですね。
Univ. of Georgiaのファン(Alumni?)が4万人近く観戦に向かったそうで、普段のCRJをMD-88へ切り替えたのでしょうが、それではとても追いつきませんね。試合のチケットも高騰し、額面で$300のチケットが10倍弱まで上がったそうです。
なぜこれだけのファンが集まったのか?にも理由があるらしく、開催地のUniv. of Notre Dameがカレッジフットボールの名門でファンの憧れの場所であること、Univ. of Georgiaは構内に93,000人収容のスタジアムを持っているので、年末年始に開催されるBowl game以外ではなかなか新たな場所への遠征試合を行わないことが挙げられています。
最近は飛行機移動が必要なBowl gameへの動員が減ってきているので、こんな景気の良い話を聞くことは滅多にありません。個人的にはどうせ宿泊場所が足りないのだから、シカゴから車で往復したほうがいいんじゃないか、と思ってしまいました。
すみません、サイドストーリーばかりで肝心の疑問点を忘れていました。
地元校のためとはいえ、DL負担で4,000ドルも負担するとは、どこからそのお金は出てきたんでしょうかね?
普段のフライトでもその心意気!なら手をあげる方はいらっしゃると思うのですが、普段の渋いアップの仕方をみてしまうと不思議です。
連投失礼しました。
KJさん
すみません,お返事遅れました.
大学アメフトは普通でも人気がありますが,その中でも特別な試合だったのですね.それなら誰も降りたがらないのはよくわかります.
IDBの補償は最大でも現金1300ドルぐらいのはずなので4000ドルとなると3倍以上ですが,まだ上限の半分以下ですし,おそらくDLのバウチャーだと思います.今回は搭乗してしまった人を降ろさなければならないというUAと同じ状況であることと,客層の特殊性からIDBをすると大変な騒ぎになりそうということを考慮すると,どんどん上げざるを得なかったのでしょうね.