アップデート:イギリスも同様の措置をとるようです.ただ対象はアメリカと微妙に違い,航空会社の国籍と関係なくトルコ・レバノン・ヨルダン・エジプト・チュニジア・サウジアラビアの全空港からイギリスに到着するフライトとなります.
アメリカ国土安全保障省 (DHS) の通達により,中東など10空港からのアメリカ行き便で携帯電話より大きい電子機器,つまりラップトップPC・タブレットPC・大型カメラなどの機内持ち込みが禁止され,預け荷物に入れなければならなくなります.携帯電話と医療機器は対象外です.航空会社は今週中に実施しなければなりません.対象空港はこちら.
- アンマン
- クウェート・シティ
- カイロ
- イスタンブール
- ジェッダ
- リディア
- カサブランカ
- ドーハ
- ドバイ
- アブダビ
理由は爆弾テロ情報があるからとされていて,より詳細なチェックができる預け荷物にすることで発見を容易にするつもりのようです.しかし,利用者としては盗難や破損の危険があり,預けるのは論外だと思います.
私は影響を受けるフライトが4月〜8月にかけて3つありますが,こんなルールのために中止するのも癪なので行きたいと思っています.幸い仕事でなくラップトップPCが必須ではないとはいえ,何かあったらラウンジやビジネスセンターのPCでしのがなければなりません.また,これを理由に変更やキャンセルをしなければならない場合,手数料なしで受け付けてくれるかも気になります.
これは困りますね。PCやタブレット、カメラを預けるなんて考えられません。きちんとセキュリティでチェックすりゃ済む話のように思えますが。
これを理由にキャンセルは手数料無料?期待薄ですね。
donさん
一時期セキュリティチェックで携帯やPCの電源を入れさせられていたような記憶がありますが,それでもいいような気はしますね.
> これを理由にキャンセルは手数料無料?期待薄ですね。
でしょうね (苦笑).
預け荷物の方が検査が厳しい(はず)というのは把握していませんでした。
ちなみに、先月、羽田→LAX→SFOとデルタで飛んだとき、羽田で預けた荷物(一旦LAXでpick upしていますが)は私より先にSFOに行ってしまいました。私がまだLAXにいたときデルタから来たメールは、如何にも定型で(https://goo.gl/bupidX に引用)、荷物が先に行ってしまうことはある程度起きることを窺わせるものでした。SFOの事務所でも、非常に簡単に引き渡しを受けることができました。
satoさん
リンク先の記事によれば,預け荷物の検査に使われるX線の方が強力で,中身がよくわかるのだそうです.
アメリカ国内線では,航空会社都合で人と荷物が別のフライトで飛ぶのは問題ないようです.乗客都合は怖すぎてダメですが (笑).後のフライトになるケースは多そうですが,早い場合用の定型文があるとは驚きました.
昨年末、UA国際線 乗継の跡、ANA国内便を利用、たまたまPCを預入れ荷物(コンテナBOX)にいれましたが、残念ながらPCは破損しました。確か航空会社のルールでは、電子機器は手荷物でというガイドラインがあるはずで、もちろんPCT破損への保証はありませんでした。
アメリカ行き路線だけこんな対応をすると、航空会社もかなりの混乱になるでしょう、よく知らずにそのまま機内に持ち込んで、没収?とか 米新政権の方針ではありえますから。イスタンブールは中東カテゴリーではないような、気がしますが。
NWエリアさん
日本の国内線がそれでは,海外で預けることはできませんね.
これらの10空港のスタッフはわかっているとしても,乗り継ぎで対象フライトに乗る人は出発空港で荷物を預けて来るわけで,知らずに持ち込む人がかなり出そうです.
イギリスも続くようです。
先月中東間のフライトを消化しておいて良かったです。ただ、これ以上他に追随する国が増えないで欲しいです。
http://www.bbc.com/news/uk-39343971?ns_mchannel=social&ns_campaign=bbc_breaking&ns_source=twitter&ns_linkname=news_central
疾風さん
そのようです.イギリスも,ということはある程度確証のある情報に基づいているのでしょうね.中東フライト消化済みでうらやましいです.
米系航空会社なら同空港発着でも禁止対象外、という記事も見ましたがそもそもこれらの空港から本土へは、米系は殆ど飛ばしていませんね。
躍進する中東系航空会社への嫌がらせ、という説もありますが・・・
ATH-EWRやMXP-JFKのEK経由便は対象外ですね。
英国も同様の規制を行うという噂もありますが、ホント困りますね。
かっちゃんさん
現時点で米系はこれらの空港から飛んでいないようです.”Direct” フライトが対象になるという記事を見たような気がするのですが,厳密にエアライン用語として解釈するとATH-EWRやMXP-JFKも対象になりますね.どっちなんでしょう?
イギリスも追随するようなので正当な理由があるのだろうとは思いますが,イギリスの禁止対象にUAEとカタールが含まれていないことからして,アメリカが密かに嫌がらせの要素を混ぜ込んだ可能性はありますね (笑).
ドーハへLAXから飛ぼうと考えているため当てはまってしまいますね。
皆さまからのコメントは当然として、そもそも「リチウムイオン電池」は、
預け荷物ではなく、機内手荷物として手元に持っておかないといけないという認識なのですが、そことの整合性は大丈夫なのでしょうか?
火災が発生して、消化対処できない事のほうが怖いです。
お好み焼きは広島風さん
アメリカ行きのフライトが対象なので,LAX-DOHであれば問題ありません.
他国はわかりませんが,FAAのルールでは予備 (機器に取り付けられていない状態) のリチウムイオン電池は預けられませんが,機器に入った状態であれば可能のようです.
https://www.faa.gov/about/office_org/headquarters_offices/ash/ash_programs/hazmat/passenger_info/media/Airline_passengers_and_batteries.pdf
JALも同じですね.
http://www.jal.co.jp/dom/baggage/bags/attention.pdf
カナダも検討しているようです。
http://www.afpbb.com/articles/-/3122213
しばらくするとworld wideに展開されるかもですね。
通りすがりさん
情報ありがとうございます.カナダも,となるとトロント入りという手が使えなくなりますね.
あまり広がると中東とその周辺を相手にしたビジネスにかなりの悪影響を与えそうです.
あらら、大変なことになってますね。今私カイロにいるんですけど。
2週間程前にアディスアベバからシェンゲン某地に入った時は降機の際ブリッジでパスポート、搭乗券のチェックに加え、沖止めでもないのにバスで手荷物検査の出来る所までパトカーに前後挟まれながら護送され、全員がまたチェックされました。アフリカ発シェンゲン行きでこんな状態です。
機内持ち込みの電子機器類が減ると、決して一度だけとは限らない手荷物検査の現場の負担は減りそうですが、搭乗者側としては非現実的としか思えない通達です。
とりあえず数時間後のカイロ発シェンゲン某地のフライトは大丈夫ですが、夏にスタートするRTWの第1区間が今のところ大当たりのようです。
PAC211さん
空港内をパトカー護送は初めて聞きました・・・ それはものすごい警戒ぶりですね.ラゴスなども危ないと言われている割には今回のリストに入っていないので,DLが飛んでいるからではないかという説もあります.
ラップトップを預けるというのは非現実的ですよね.私はこの地域に仕事で行くことはまずないので何とかなるかもしれませんが,出張で行くことを考えるとぞっとします.