2月9日,トランプ大統領が就任後初めて米系大手エアラインのCEOたちと会談しました.中東勢を初めとする海外エアラインとの「不公平」な競争が話題の中心になるかと思いましたが,実際には意外と建設的な話題が多かったようです.
大統領の矛先は,大金をつぎ込んでいるにも関わらず世界水準から遅れを取っているアメリカの空港・管制システムに向けられました.FAAにパイロット出身者を据え,まともな金の使い方をして刷新していかなければならない,と選挙活動中の発言と関係する政策を実施する可能性を示しました.これによって公衆にすばらしいカスタマーサービスを提供し,遅延も最小限にしなければならないとも言ったようです.一般エアラインをめったに利用しない割にはずいぶんまともなことを言いますが,ATC遅延はもちろん自家用機にも適用されますから,身に沁みているのかもしれません.
あとは,2〜3週間以内に企業の税負担を減らす “phenomenal” なアナウンスをするとも公言しました.ただし各種規制も緩和していくという発言は,利用者としてはやや懸念材料です.中東勢に関しても少し話題になりましたが,「彼らは同時に投資もしてくれる」として,意外にも完全な締め出しには否定的な意見を述べました.
減税の穴埋めをどうするかという疑問はありますが,少なくとも文字どおりに受け取る限りまともなことを言っているような気がしないでもないです.「有言実行」な大統領なのは間違いなさそうなので,とりあえず空港とATCに関しては期待したいと思います.
いやはや、まともですねぇ。
Jun@HNDさん
そうですね,中東系の批判に終始するかと思ったのですが,意外とまともでした.こういう誰もが賛成しそうなことこそ,やってほしいのですが.
Takさん、こんばんは!!会談が持たれたというのは日本でも報道されていましたが
意外と、中東御三家に対する対抗策とかでも話したのかと思いきや
そうでもなかったんですね・・・。
タヌキ猫としては、ロサンゼルス空港の入国審査時間なんとかならないかな~
と思っているのですが、トランプ政権発足以降・・・よりかかってしまってるのかな?
日本でも大統領令による7カ国入国禁止の措置の際はIATA通達とかいうので
JAL/ANAでも搭乗拒否の方針だったりもしましたよね。
結局のところ、JALで2名断ったくらいで済みましたが、今後も
さらなる大統領令で混乱をさせそうな感じですね・・・。
タヌキ猫でした。
タヌキ猫さん
そうですね,意外とまともな内容でした.アメリカの入国審査は,ESTAになって前よりはマシになったのかなと思っていましたが,そうでもないのでしょうか.日本人はあまり関係ないでしょうが,一部でも厳格化されると直前に着いたフライト次第では大変なことになりますね.
入国資格のない客を乗せてしまうと航空会社に多額の罰金が科せられますので,どんなに理不尽でも航空会社としては従わざるを得ないのがつらいところでしょう.