米系エアラインでのシートベルトサインの意味 2


米系エアラインでのシートベルトサインの使い方は,世界的に見ても独特のような気がします.

例えば離陸時,米系の場合は巡航高度に達するまで消さないのに対し,それ以外のエアラインは高度1万フィートを過ぎると消すところが多いようです.1万フィートではまだまだ機体が傾いていますが,FAの作業開始の合図も兼ねているので,巡航高度に達してからでは間に合わないのでしょう.米系ではパイロットから特に指示がない限り,FAはシートベルトサインとは関係なく立って作業します.

気流が悪いときの使い方もかなり違います.普通は本当に危ないときしか点灯させず,キャセイなどのようにシートベルトサイン点灯中は熱い液体 (飲み物・スープ) を出さないところさえあります.ところが米系ではちょっとでも揺れるとすぐ点灯し,そのままかなり長時間消えないことが多いので,これを真に受けてトイレを我慢していると結構大変です.

いろいろ観察していてわかったのですが,どうも米系ではシートベルトサイン点灯中にトイレへ行くのは別に禁止されていないようなのです.FAに見つかるとシートベルトサインが付いているよとは言われますが,よく聞いてみるとトイレへ行くなとは言いません.「こっちは警告したんだから,何があっても自己責任だよ」というスタンスで,悪く言うと責任逃れのため長めに点灯させる傾向があります.

よって,私も最近はシートベルトサインは参考程度にして,揺れの具合を見ながらトイレへ行くタイミングを見計らうようにしています.

独特と言えば,日系の「揺れても安全に影響はございません」というアナウンスも独特のような気がしますが,いかがですか?


Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。

2 thoughts on “米系エアラインでのシートベルトサインの意味

  • don

    確かにアメリカ系はなかなか消えないですね。30000フィートまで点けっぱなしは当たり前、安定飛行中も一度点くとなかなか消えませんね。責任逃れのための自己責任といわれると納得できますね。
    逆の意味で独特なのが日系。ベルトサインが点くと客室乗務員も着席なのでかなり危ないところまでこないと点灯しません。これも極端な気がしますが。「揺れても安全に影響ありません」アナウンスは完全に日本人向け。良く聞いてみると、英語ではほとんとアナウンスしてません。日本人は揺れると落ちる!と思っていいるということなのでしょうか。

    • tak Post author

      donさん

      そうですね,日系はなかなか点灯しません.「まだ点けないんだ!」と驚いたことが何度もあります.
      あのアナウンスも理由がよくわかりませんよね.今時揺れただけで落ちると思う人はいないと思うのですが,昔の名残でしょうか.